インターべンショナリストのための心臓CT活用ハンドブック の感想

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参照データ

タイトルインターべンショナリストのための心臓CT活用ハンドブック
発売日販売日未定
製作者インターベンショナリストのための心臓CT研究会(CCTI)
販売元メディカ出版
JANコード9784840445252
カテゴリ医学・薬学・看護学・歯科学 » 臨床内科 » 循環器 » 循環器

購入者の感想

放射線科医で心臓CTの読影を行っています。心臓のカテーテルは行ったり、見に行ったりはしていません。
脂質性病変、石灰化病変、分岐部病変、再狭窄、慢性完全閉塞性病変、急性冠症候群病変、冠動脈形態の7つの症にわけられていて、章ごとに症例ベースで解説がなされます。各症例において、冠動脈造影&心臓CTの解説、PCIの解説と続きます。脂質性病変のPCIにおいては末梢塞栓のリスクがあること、石灰化病変においてはロータブレーターが必要なこと、分岐部病変でkissing balloon techniqueを使うこと、CTOの難しさなど、知らないことをたくさん学びました。心臓CTの情報が治療の際にどのように役立つかについてもよくわかります。
心カテに普段から関わっている人たちを対象にした本であり、基礎的な解説はありません。わからない用語はインターネットで調べながら読みました。調べながら読んでいっても内容の難しい部分があり、私にとっては消化不良の感があります。それでも他の心臓CTの本とは一線を画しており、興味深い本です。

冠動脈CTに従事して4年目となる診療放射線技師です。CT室、カテ室兼務で業務を行なっています。
この本は、循環器医師がいかにして冠動脈CTの情報をPCIに有効利用するのかが詳細に書かれています。
患者の背景、撮影プロトコル、CTおよびCAGの所見、それを元にした治療戦略、PCIで使用したデバイスや生じた合併症、IVUSとの比較、更には症例におけるCT活用のポイントなどが詳細に記載されており、CT撮影からPCI終了までの一連の流れを追うことができます。
冠動脈CTは単なる狭窄の有無をスクリーニングする検査ではありません。医師が冠動脈CTからどの様な情報を必要としているのか。どのような情報がPCIの際に有効なのか。冠動脈解析を行なっている方で、こんな疑問をお持ちの方には非常に有用な1冊かと思います。
他施設において、実際に臨床でどのように冠動脈CTの情報が利用されているかを知る機会は比較的少ないかとは思いますが、この本を元に当院でも様々な評価法、活用法を検討して行きたいと思います。

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