スケッチ・ブック(上) (岩波文庫) の感想

205 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトルスケッチ・ブック(上) (岩波文庫)
発売日販売日未定
製作者アーヴィング
販売元岩波書店
JANコード9784003730010
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 外国のエッセー・随筆 » イギリス・アメリカ

購入者の感想

本書所収の「リップ・ヴァン・ウィンクル」は、中学の英語の授業で教わりま
した。浦島太郎の伝説に通じるところがあったせいか、この物語だけは長く記
憶に残りました。このたび、岩波文庫から『スケッチ・ブック』の完訳版が出
版されたのを機に、改めて読んでみました。懐かしかった。物語は、アメリカ
独立戦争のころのニューイングランドを舞台にした怪奇譚です。キャッツキル
の山中深く分け入ったリップが物言わぬ男たちと飲み明かし、翌朝家に帰ると、
何もかも様子が変わっていた。村は大英帝国領の領土ではなくアメリカ合衆国
になっていたというお話ですが、村に帰った怠け者リップが口やかましかった
女房の死を知って安堵したというくだりが、何ともおかしかった。

アーヴィングの『スケッチ・ブック』は明治の初めから部分的に翻訳紹介され
てきましたが、完訳版はなかった。アーヴィングの佳作が全部読めるのはうれ
しいかぎりです。本巻には「リップ・ヴァン・ウィンクル」のほか「妻」「ブ
ロークン・ハート」「幽霊花婿」など19篇が収められています。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

スケッチ・ブック(上) (岩波文庫) を買う

アマゾンで購入する
岩波書店から発売されたアーヴィングのスケッチ・ブック(上) (岩波文庫)(JAN:9784003730010)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.