なぜ、脳は神を創ったのか? Forest2545新書 の感想
221 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | なぜ、脳は神を創ったのか? Forest2545新書 |
発売日 | 2014-08-29 |
製作者 | 苫米地英人 |
販売元 | フォレスト出版 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓 |
購入者の感想
やたらに広告を見かける、よく分からない肩書きが多い著者、挑発的なタイトルで派手な装丁、インタビューから起こしたかのように短期間に量産される著作、そういう類の本は何かうさんくさい感じがしていた。本書もそう言う印象だったが、読んでみると先入観を改める必要があるかなと思った。
本書では「神」を説明するのに「宗教」や「信仰」の実体は何かということを説明している。この説明が、非常に簡潔で平易なのだ。普通、学者が書いた本だと、引用が溢れていたり用語が専門的な分かりにくかったりするが、本書ではそう言う心配はまったく無用(だからインタビューから起こしたように感じる)。
キリスト教とはどういう性格の宗教であり、それが根底にある西欧文化はどう理解されるべきなのか。片や日本人の多くが無意識に信仰している仏教とは本来どういうものなのか、このあたりの解説は見事で宗教的なことに鈍感で無知な自分がよく分かる。
最終的には「個人がどうあるべきか」という生き方を問う話になる。その解決策としてを目標設定と筆者の提唱するコンフォートゾーンが出てくるのだが、このあたりはやや強引で次の著作に誘導している感じが否めない。
最後はともかく、「神」の前提になる「信仰と宗教」とは何であるのか、と言うことに目を向けるのにはわかりやすい本だ。
本書では「神」を説明するのに「宗教」や「信仰」の実体は何かということを説明している。この説明が、非常に簡潔で平易なのだ。普通、学者が書いた本だと、引用が溢れていたり用語が専門的な分かりにくかったりするが、本書ではそう言う心配はまったく無用(だからインタビューから起こしたように感じる)。
キリスト教とはどういう性格の宗教であり、それが根底にある西欧文化はどう理解されるべきなのか。片や日本人の多くが無意識に信仰している仏教とは本来どういうものなのか、このあたりの解説は見事で宗教的なことに鈍感で無知な自分がよく分かる。
最終的には「個人がどうあるべきか」という生き方を問う話になる。その解決策としてを目標設定と筆者の提唱するコンフォートゾーンが出てくるのだが、このあたりはやや強引で次の著作に誘導している感じが否めない。
最後はともかく、「神」の前提になる「信仰と宗教」とは何であるのか、と言うことに目を向けるのにはわかりやすい本だ。