テイルズ オブ シンフォニア 贖罪のクラトス (電撃ゲーム文庫) の感想

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参照データ

タイトルテイルズ オブ シンフォニア 贖罪のクラトス (電撃ゲーム文庫)
発売日2013-11-09
製作者実弥島巧
販売元アスキー・メディアワークス
JANコード9784048660501
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

クラトスの小説と銘打ってありますが、序盤を除きクラトスの出番や視点はさほど多くなく、
活躍もあまりないためクラトスファンが楽しめるかは微妙なところ。
ミトス、ユアン、プロネーマ、ゼロスら他視点多数の、
クルシスと五聖刃の動きを網羅した裏事情的な小説となっています。
アスカード牧場〜クヴァル戦のようなクラトスの見せ場であっても、
クラトスの感情はまったく描かれず、重要イベントがあっさりカットされていることが多いので、
クラトス視点でシンフォニアを振り返る小説なのだと期待するとがっかりするかも。

特に親子の描写はかなり薄いです。
あくまでクルシスの本でありロイド達はゲーム本編で、という判断かもしれませんが、
本編での重要シーンや、ロイドなら世界を変革できるのではないかと、
クラトスが希望を託すに至るまでの、説得力あるシーンは入れてほしかったかな。
以後のクラトスの行動理念となるだけに。

シンフォニアの設定資料としては一見の価値あり。
神子の再生の旅のえぐさ、古代勇者達の回想や世界の成り立ちなど
どれも大変興味深く、重苦しく、読んでいて面白かったです。
現在出ている関連商品の中で、もっとも詳しいシンフォニアの世界設定資料かと。
古代勇者ファンには間違いなくおすすめできます。

反面、物語としては中途半端で残念な部分が多い。
一番の不満は「贖罪のクラトス」でありながらクラトスの描写が薄いこと。
贖罪がまったくないこと。
クラトスの心情を深く掘り下げぬまま別キャラ視点を繰り返し、
そしてここからが本番と思った終盤、あらすじだけの駆け足の展開となり、
明確な答えのないまま、一騎打ちで小説はあっさり終わっている。

意図的と思いますが、この小説はクラトスというキャラに対して、
かなり辛辣な内容となっています。
というか、半分くらいはクラトスへの批判でできている。

古い仲間であるミトスとクラトスは、互いに深い愛情を持ちながらも

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