C.M.B.森羅博物館の事件目録(27) (講談社コミックス月刊マガジン) の感想

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参照データ

タイトルC.M.B.森羅博物館の事件目録(27) (講談社コミックス月刊マガジン)
発売日2014-10-17
製作者加藤 元浩
販売元講談社
JANコード9784063714395
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

今回の27巻は仕方のないことですが、事件の印象が画一的で、
巻末の書き下ろしにすべてのインパクトを持っていかれた感じがしました。

『アステカのナイフ』
とあるコレクターが蒐集品の整理中に殺害された。
容疑者の元妻は拘束中で、彼女の息子が森羅に助けを求めてきた。
事件の真相は……

『爆破予告』
恐竜の化石展示会に協力中の森羅。
開催前日の夜に会場の爆破予告のメールが送られてきた。
保身に走る現場責任者と冷静な実質的な責任者
事件の真相は?

ネタバレになるけど上記の2つの事件は結末の印象が似通っていて、
1冊のコミックスに掲載されると、毎回刊行を楽しみにしているファンとしては
少し損をした気になってしまいました。

『幸運』
この1編はなかなかの面白さ。
例によって加藤先生の癖ともいえる……
行動を誘導している奴が犯人
容疑者をかばっている○○○が犯人という
悪い意味で真相が予想できてしまう内容でしたが、
読後の印象がさわやかだったので、前2話との落差もあり気持ちのいい作品でした。

『M.A.U./大入道の屏風』
ブラック・マーケットの魔女マウが活躍する書き下ろしです。
部下の不手際で不渡りを出しそうになったマウ。
即金の現金払いをしてくれそうな仕事に飛びついたが、
その依頼は鉄鋼王と呼ばれた曾祖父が残したコレクションの中から「大入道の屏風」を探してほしいというもの。
彼は日本の美術商から、美術品を家ごと買い取ったらしい。

その美術商(川岸)の商売と機転、マウの商人としての頭脳が非常に面白いエピソードです。
途中「お!森羅に協力させるか?」と思ったけど、マウが快刀乱麻を断つ活躍で幕を下ろします。

商人は何も生み出さない。生産者から安く仕入れ、美辞麗句で付加価値をつけ他に高く売りつける。
うがった見方をすれば成功している商人は、みな悪徳商人な気がしてきます。

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