BOSS Distortion DS-1 の感想

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現時点でロックのギターの歪みの基準の音と言って良いと思います。
トーンとディストーションの2つのツマミで音作りしてレベルで出力を調整します。
後継のDS-2はターボでギターらしい中域が持ち上がり、より幅の広い音作りができると言えますが
録音したあとのイコライジングなど考えればデス系などの強烈な歪みが必要な場合を除いて
８０sメタル〜グランジあたりまでにはこれで対応できると思います。
操作系が簡単な分、シンプルなこのモデルの方が使いやすい人も多いと思います。

初期の日本製（状態が良いと１万円ぐらいする）、その後の現行台湾製などありますが
最大出力の歪みにそれほど違いが無いことを考えればどちらが優れているとは言えないと思います。
レコーディングするならノイズサプレッサーが欲しくなるくらいにノイズはあります。
最適なジャンルをあえて挙げればニルヴァーナあたりのグランジ。
フェンダー系のシングルコイルでも十分な歪みが得られ、ハムでも無茶な音になりにくいのは
昔からある標準的なエフェクターの良さだと思います。

BOSSのエフェクタはブルース系の繊細な歪み向けや激しいメタル向けなどいろいろありますが
これはまさに中間地点のド真ん中な歪みの音というか、いかにもロックで使える歪みです。
ギタリストなら持っていて損のないド定番の一つです。

フラットなJC-120につないで使ってます。
ヘタなアンプで歪ませるよりずっといい音ですよ。
最近よくあるアキバ汎用ケース流用のバカ高いブティック系コンパクトを
ありがたく使う必要はまったくありませんぜ。

それとDS-1はブースターとしても優秀です。
OD-1、SD-1、ほかいくつかのエフェクターをブースターとして試しましたが
DS-1がいちばん気持ちよく使えました。
ちなみにブースト時のDS-1の設定は　TONE 10時、LEVEL 13時、DIST ほぼゼロ　です。