アマン伝説―創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命 の感想
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参照データ
タイトル | アマン伝説―創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山口 由美 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163762807 |
カテゴリ | 文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » 英米文学 |
購入者の感想
建築に興味のない人にとって、読み始めは少々退屈かもしれないが、アマンリゾーツの創業者エイドリアン・ゼッカを中心に、ホテル業界のビッグネームの系譜をたどる著者特有の展開に引き込まれて、400頁近い本だが一気に読める
間接的ながら東急・西武を始めとした日本企業との関係も興味深く、現在中断している京都での計画についても詳しく解説される
クレアトラベラー的関心で読み始めると裏切られるかもしれないが、アマンリゾーツに象徴されるリゾート革命の背景を丁寧に掘り下げており、今日のリゾートの潮流を知る上での良書といえる
一般にはホスピタリティを称賛する「アマンマジック」は、安価ではあるがその場の雰囲気にあった家具や食器を使い、欧米のラグジュアリーホテルと同じ料金を設定しゲストを納得させたことこそがマジックだ、という著者の主張は正しい
他方で、もう時代はアマンリゾーツを通り越してしまったとも思う
間接的ながら東急・西武を始めとした日本企業との関係も興味深く、現在中断している京都での計画についても詳しく解説される
クレアトラベラー的関心で読み始めると裏切られるかもしれないが、アマンリゾーツに象徴されるリゾート革命の背景を丁寧に掘り下げており、今日のリゾートの潮流を知る上での良書といえる
一般にはホスピタリティを称賛する「アマンマジック」は、安価ではあるがその場の雰囲気にあった家具や食器を使い、欧米のラグジュアリーホテルと同じ料金を設定しゲストを納得させたことこそがマジックだ、という著者の主張は正しい
他方で、もう時代はアマンリゾーツを通り越してしまったとも思う