いちばん学べる名局集 (チェス・クラシックス 5) の感想

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参照データ

タイトルいちばん学べる名局集 (チェス・クラシックス 5)
発売日販売日未定
製作者アーヴィング・チェルネフ
販売元チェストランス出版
JANコード9784990554057
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購入者の感想

収録されている62局は全て個性的で印象的。そしてためになる!
エンドゲームの勉強の観点からも「ルーク+ポーン エンディング」「ビショップ+ポーン エンディング」などいくつも収録されているので、非常に勉強になる。
終盤戦に関しては「戦略大全」などではほとんど解説文が無いが、この本は終盤戦の指し方にもしっかりした解説がついている。
例えば第33局において、
"何百人もの棋士が、何千局もの1ポーン差終盤を「あとはテクニックの問題」で締めくくってきた。本局では、それが勝利につながる過程まで見ていこう。"
という文言からもわかる。……「戦略大全」では常套句ですよね、「あとはテクニックの問題」って笑。

あと地味だがすごいと思ったことは、派生手に図が示されていることが多いのに感動した。こういう戦略本にはとにかくたくさん派生手が示されており、「ホントにこんな先まで読めるのかよ」と思いながらも、勉強のためと眺めてみるが、派生手の末の局面図が示されていると、とても読み手の負担が減る。

きっと、お気に入りの一局が見つかると思います!
私のお気に入りは、22局目の「計画的絞殺」かな。

これは初心者にとっては良い教科書になるだろう。中盤・終盤の戦略・プランがわかりやすく書かれている。たとえば最終局62番では「マイノリティアタック」が出てくる。初心者にとってはやや難しい戦略の一つだが、繰り返し説明があり、重要な所は一手毎にコメントが入るので読みやすい。「マイノリティアタック」の結果相手の弱点「出遅れポーン」が残り、それを攻撃する。それから「ルークエンディング」でポーン得する。ルーク交換を強制して勝ちの局面に持ち込む。と流れるように解説される。手数は多少長いものもあるが、訳が面白く並べて鑑賞しやすい。また水野氏の本は棋譜のミスが1-2か所と極めて少ないのもいい。

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