ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? の感想
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参照データ
タイトル | ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高野 誠鮮 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062175913 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
※サンプル画像
購入者の感想
小説ではないお話を、ここまでおもしろいと思って読んだことはないかもしれません。
私も人から紹介されて読みましたが、読んでいる途中から思わず周りの人に薦めてしまうほどでした。
著者の発想力・企画力もさることながら、その行動力が素晴らしいと感じました。
そして、さらに驚くのは著者の知識や能力や人間関係。並みの人間では、いくら企画力や行動力があってもなしえないことばかりなのでは。
うまくいかなくて落ち込んだときには、この本を読めば元気になれそうな気がします。
私も人から紹介されて読みましたが、読んでいる途中から思わず周りの人に薦めてしまうほどでした。
著者の発想力・企画力もさることながら、その行動力が素晴らしいと感じました。
そして、さらに驚くのは著者の知識や能力や人間関係。並みの人間では、いくら企画力や行動力があってもなしえないことばかりなのでは。
うまくいかなくて落ち込んだときには、この本を読めば元気になれそうな気がします。
ページの端っこをすべて折り返したくなる。実務者の血の通った言葉で、過疎の村が輝きだすまでが描かれている。
「ローマ法王に米を食べさせる」のは一つの手段でしかない。それは、そもそも「ここの米はうまい」から「何とか
多くの人に食べてほしい」という思いに起因している。もうありとあらゆる手段を考えたんでしょう。結果的に、ロ
ーマ法王に米を献上することには成功する。成功した理由は絶対に「成功するまでやめなかったから」。
誰に読んでほしいかというと、色んな人。でも、できたら地方で生きることを選んだ人。勇気もらえます。
つぶれそうな会社で悩んでる人。業界の行く末が真っ暗だと思ってる人。やっぱり、勇気もらえます。絶対に。
棚田オーナー制度とか空き家・空き農地バンク制度とか、いろんな自治体がこぞってやっている取り組み。だけど、
著者は「見せ方」をこだわることで、結果は他の自治体と一線を画している。
一番おもしろかったのは、学生の農家体験の第一陣に「酒が飲める女子大生」を指定したこと。もうこれは役所に
関わる全ての人が「絶対に無理」という条件。だって、「機会が均等」ではないから。酒が飲めない女子大生がなん
でだめなの?となる。
でも、地域の住民が受け入れやすい人っていうのは「酒が飲める女子大生」なのは、実は想像に難くない。この女子
大生を受け入れたことで、地域住民には学生を集落で泊めることの抵抗感が薄くなっていく。最終的には日本語話せな
いアメリカ人の男子高校生まで勝手に「洋介」と名付けて受け入れてしまう。そんな発想はどこから生まれてくるんだ
!と笑ってしまう。
根底に流れているのは「地域の住民にどう受け入れてもらうか?」をきっちりと考え、徹底していること。活性化は
ただやりゃいいってもんじゃない。
「可能性の無視は最大の悪策」という後書きの言葉にすべてが詰まっている。とにかくやろうよ、失敗しようよ、と
いう呼びかけに、素直にうなずきたい。
「ローマ法王に米を食べさせる」のは一つの手段でしかない。それは、そもそも「ここの米はうまい」から「何とか
多くの人に食べてほしい」という思いに起因している。もうありとあらゆる手段を考えたんでしょう。結果的に、ロ
ーマ法王に米を献上することには成功する。成功した理由は絶対に「成功するまでやめなかったから」。
誰に読んでほしいかというと、色んな人。でも、できたら地方で生きることを選んだ人。勇気もらえます。
つぶれそうな会社で悩んでる人。業界の行く末が真っ暗だと思ってる人。やっぱり、勇気もらえます。絶対に。
棚田オーナー制度とか空き家・空き農地バンク制度とか、いろんな自治体がこぞってやっている取り組み。だけど、
著者は「見せ方」をこだわることで、結果は他の自治体と一線を画している。
一番おもしろかったのは、学生の農家体験の第一陣に「酒が飲める女子大生」を指定したこと。もうこれは役所に
関わる全ての人が「絶対に無理」という条件。だって、「機会が均等」ではないから。酒が飲めない女子大生がなん
でだめなの?となる。
でも、地域の住民が受け入れやすい人っていうのは「酒が飲める女子大生」なのは、実は想像に難くない。この女子
大生を受け入れたことで、地域住民には学生を集落で泊めることの抵抗感が薄くなっていく。最終的には日本語話せな
いアメリカ人の男子高校生まで勝手に「洋介」と名付けて受け入れてしまう。そんな発想はどこから生まれてくるんだ
!と笑ってしまう。
根底に流れているのは「地域の住民にどう受け入れてもらうか?」をきっちりと考え、徹底していること。活性化は
ただやりゃいいってもんじゃない。
「可能性の無視は最大の悪策」という後書きの言葉にすべてが詰まっている。とにかくやろうよ、失敗しようよ、と
いう呼びかけに、素直にうなずきたい。