ミクロ経済学 Expressway の感想
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参照データ
タイトル | ミクロ経済学 Expressway |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 八田 達夫 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492813027 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 » ミクロ経済学 |
購入者の感想
本書のベースとなった「ミクロ経済学」は内容的にはすばらしかったが、2分冊で千ページを超えかつ八千円弱の支出とチョモランマに登るような覚悟が必要であった。しかし、ミクロ経済学を習得するには、ある程度のレベルに達すると数学が必ず必要だという常識を吹き飛ばすにはページ数が必要なのだ納得していた。
ところが、本書ではその考えが吹き飛ばされた。数学の利用は思考の節約となるのは事実だが、多くのテキストが数学に頼るのは著者の説明力不足をカモフラージュするためだったといことに気づかされる。もちろん、分量が半分以下となったとはいえ、短期間でこなせる量とは言えないが挑戦可能なものとなった。
特筆すべきは、ミクロ経済学を教え込むという上から目線でなく、まっとうな経済学的思考で考えるとこれだけの問題解決能力があるじゃないかと読者を説得していこうという姿勢が貫かれている点である。学生だけに読ませるのはもったいない。TPPや電力事業のあり方などのミクロ経済問題を口にするなら、最低限本書の内容を理解してからとしてもらいたいものだ。
ところが、本書ではその考えが吹き飛ばされた。数学の利用は思考の節約となるのは事実だが、多くのテキストが数学に頼るのは著者の説明力不足をカモフラージュするためだったといことに気づかされる。もちろん、分量が半分以下となったとはいえ、短期間でこなせる量とは言えないが挑戦可能なものとなった。
特筆すべきは、ミクロ経済学を教え込むという上から目線でなく、まっとうな経済学的思考で考えるとこれだけの問題解決能力があるじゃないかと読者を説得していこうという姿勢が貫かれている点である。学生だけに読ませるのはもったいない。TPPや電力事業のあり方などのミクロ経済問題を口にするなら、最低限本書の内容を理解してからとしてもらいたいものだ。