1/700 ウォーターラインシリーズNo.714 英国海軍航空母艦アークロイヤル1941ビスマルク追撃戦 の感想

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箱を開けて一番上にある搭載機セットをみて、旧イラストリアス級の使いまわしかと一瞬がっかりしましたが、きちっと別にソードフィッシュ・フルマ・スクア・ウォーラスが２機ずつ入っていました（ウォーラスは水上機なので何で？って感じですが）。左右分割の船体・高角砲・ポムポム砲のモールドはあっさり目です。フジミの部品が細かくて気合を入れないと作れない製品より、ひょっとしたらこのくらいさくっと作れるほうがいいかも知れません。よりハイクオリティを目指すなら、別売りのエッチングパーツを購入しましょう！待ちに待った製品だけに、出していただいたアオシマ文化教材社さまに感謝です！次はワスプかイラストリアス級のリニューアルをぜひお願いしたいものです。

地元の模型店で購入しました。

サイズは全長約35cm、全幅約５cm（砲座含む）と、1/700空母モデル
としては中型ですが、船体長にくらべ飛行甲板長と幅、船体高さが大
きいため、意外と大柄に見えます。

一見したところ、特筆すべきは左右貼り合わせの船体。一体成形で
よくもここまで凹凸、張り出し部分を再現できたものだと感心します。
ほかの先輩レビュアー方も仰っておりますが、適度に抑えられた部品
点数（本体約170点、艦載機２４機で42点。うち16機は旧来のセットで
一体成形）で、“ウォーターラインシリーズ”のポリシーを最新キットに
まで受け継がれている点は大いに評価したいところです。
（部品枠から考えると、恐らく艦載機（新規）は別売してくれるかも？）

組立説明書も大きなミスは無さそうですが、最近のシリーズ全体の
傾向か、艦歴や要目がほとんど無く、この点は昔のWLシリーズの
組立説明書の方が遙かに優れています。まぁ、「今日日、ネットで検
索すればすぐ分かるだろ？」って事になるんでしょうが・・・。

本艦は定価3,200円。同類のイラストリアス級と比べると昭和当時で
４倍、今現在の定価でも２倍、と大きな差がありますが、時代背景と
質感、リサーチ、同型艦の有無から考えると価格相応だと思います。
ましてや、当シリーズのビスマルク（旧版）を中心とした追撃戦参加
艦船キット発売時期（1974年（S49年）〜1976年（S51年））を思うと、
「やっと1/700で主要艦船が出そろった！」となり、意義は大きいです。
そんなこんなで星５つ。