倭人伝を読みなおす (ちくま新書) の感想
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参照データ
タイトル | 倭人伝を読みなおす (ちくま新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 森 浩一 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480065582 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般 |
購入者の感想
著者は、邪馬台国論争に当たって、一次資料である魏志倭人伝をなぜしっかり読んで、解釈しようとしないのかという問題提起をします。
たとえば、倭人伝はなぜ「倭伝」でも「倭国伝」でもなく「倭人伝」だったのか。
国によって記述の長い・短い、あるいは具体性に差があるのはなぜか。
あるいは、長年日本にいた張政という人物はその後どうしたか、なぜ誰も関心を持たないのか。
読んでみて、なるほどこういったアプローチの魏志倭人伝解釈本はあまり読んだことがなかったな、と思いました。
非常に知的好奇心を刺激される一冊です。
著者は邪馬台国九州論者ですが、別にそれを声高に叫ぶわけではありません。
ただ、ご自身の研究への自負や、学会の現状には一家言あるご様子。
そのあたりは、私にはなかなか興味深かったです(笑)。
新聞連載を元にまとめたそうで、各話がコンパクトで読みやすいのも特徴です。
たとえば、倭人伝はなぜ「倭伝」でも「倭国伝」でもなく「倭人伝」だったのか。
国によって記述の長い・短い、あるいは具体性に差があるのはなぜか。
あるいは、長年日本にいた張政という人物はその後どうしたか、なぜ誰も関心を持たないのか。
読んでみて、なるほどこういったアプローチの魏志倭人伝解釈本はあまり読んだことがなかったな、と思いました。
非常に知的好奇心を刺激される一冊です。
著者は邪馬台国九州論者ですが、別にそれを声高に叫ぶわけではありません。
ただ、ご自身の研究への自負や、学会の現状には一家言あるご様子。
そのあたりは、私にはなかなか興味深かったです(笑)。
新聞連載を元にまとめたそうで、各話がコンパクトで読みやすいのも特徴です。