背景カタログ〈2〉街角編 の感想

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１９９５年初版の本なので、少し古くさい街並みのように感じた。でも、よくよく見ると今でもよく目にする建物や街並みが多い。
おそらく、車のデザインや通りすがりの人の服装で時代を感じるんだと思う。あと、今の時代はあんなにたくさん公衆電話は並んでないしね。
なので、２０年前の街の写真でも問題ない。すごく便利。

日本の都会や街並の写真をあつめた背景集。舗装道路や電柱、自販機といったものがクローズアップされているのが役に立つ。都会は雑踏や高層ビル街など、バラエティーに富んでいるのがいい。住宅地については家を写すというよりは「道を歩いているときの背景」を写している感じなので、住宅をメインに描くのなら『（7）住宅編』の方を勧める。構図はトレースして作業を進めるのに向いているようだ。まさに人物の背景として街を描くための一冊。