ラスト・コンサート の感想

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昔、カセットテープでこのコンサートライブをもっていて、MDに吹き込んだのを先日見つけました。なつかしく思い聞いてみました。演歌、中国の唄、愛人などのヒット曲やポップスなど、テレサの魅力満載のコンサートでした。カセットということで、時間の制限があり、お客さんとのやりとりや、リクエストに答えて中国の唄を歌うところ（テレビの特集番組でこの部分を知りました）が、カットされてて物足りなさを感じていたところ、アマゾンでこのCDを知り、早速購入しました。コンサートそのものがまるまる収録されていて、何よりも「音質」がバツグンにいいです。誰かさまのレビューにもありましたが、バックミュージシャンも最高です。
一番脂ののっていたころの、日本で最初で最後の大きなコンサートライブということと、完璧なノーカット録音で、ファンの方もそうでない方も、永久保存版として繰り返し聞いてほしいアルバムだとおもいます。
美空ひばりのように、もうこんな歌手はでてこないようなきがします。でも、このCDを聞くと、あのやさしい顔（頭のなかでですが）と歌声に会える喜びを感じることができて幸せな時間がすごせるのです。

85年末、「愛人」での紅白初出場決定や各賞レースへの参加など、日本での活動が多忙をきわめていたテレサの、その紅白と同じNHKホールでの、日本では唯一となった本格的なコンサートのライヴ盤。これまでLP/CD、カセット、 VHS/LD/DVD、そして新装版CDなど、様々な形／構成で発売されているが（それぞれ、微妙な違いがあった）、テレサのMCも含めたコンサート全編を完全に収録したものは、この２枚組のCDが初となる。
ここではじめて聴く部分には、やはり歌詞をトチっていたり、これまでカットされていたのも仕方ないのかな、と思うような部分もあるにはあるけれども、この場合、すべてが聴ける、というのが、ファンにとっては何よりの贈り物である。
バンドマスターに芳野藤丸、「愛人」のアコーディオンにcoba（ということは、スタジオ録音版でプレイしているのも彼）、コーラスに伊集加代子ら、実力派揃いのバックメンバーにも注目したいところだ。