実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法 の感想

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タイトル実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法
発売日販売日未定
製作者森田果
販売元日本評論社
JANコード9784535557932
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学

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購入者の感想

言葉による説明が中心で、直感的に内容を理解でき、面白かったです。所々に、読者をクスリと笑わせる小ネタもちりばめられており、楽しく学習できました。一方で、数式による説明は結構省略されているので、数式等の記述の充実した教科書と並行して学習すると良いと思いました。

基本的には、現在の計量経済学の全体像を垣間見せてくれる、道案内です。
いわゆる教科書ではありません。
分厚い教科書を手にしつつ、もてあまし気味の時、もう一度初心に帰れる分かりやすい道案内だと思います。

もちろん、ところどころ??な説明もありますが紙幅の関係上、また、ちゃんと知りたければ教科書に戻れ、ということで。
あと、引用されている表についての説明が何箇所か?なところがありました。
すごく良い道案内だと思いますが、表の説明が英語のまんまなのはしょうがないのかな?

エディターの問題なのでしょうが、すごく厳しく言えば、分かりやすさについて細かい箇所が気になる・・・ところもある・・

でも全体として楽しい道案内ですので、得るものは大きかったです。
こういう本って大事ですよね

著者が掲げた本書の目的の一つは、
他人が行った実証分析の妥当性を評価できるような「実証分析リテラシー」を
身に着けること、
とのことです。それは例えば、本書の例でいうところの

『「コンビニで傘の売上が増えること」と「屋外に水溜りがあること」には相関関係が
あるけれど、両者の間に因果関係はない。・・・・相関関係の存在は因果関係を
必ずしも意味しない。』

という,言われてみれば実に当たり前な事でもビジネスにおける身の回りの課題分析
おいては乱暴に混同されがちとなる諸現象に対して、客観的な考察力を身に着けること
だと私は理解しました。

本書は、極力数式による記載を抑制しながら、計量経済学の視点から各統計的手法が
持つ意味や解析方法上の注意点をかなり丁寧に(=事務系事務屋にも判るように)説明
しているように思います(しかし、決して安易に砕けた内容ではありません)。

社会的事実を実証分析することの面白さを教えてくれる好著ではないでしょうか。
個人的には、理解を助けるためのイラストや概念図表等をもう少し多く挿入して頂けたら
と思い、☆一つ減じました。

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