歴史を繰り返すな の感想
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参照データ
タイトル | 歴史を繰り返すな |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 坂野 潤治 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000256643 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
現在の政権の反知性主義は、同時に反歴史主義であり、自分の好みのストーリーは熱心に作り出すが、ファクトそのものに関心を示さないと、
痛烈に、現政権の批判を行っています。3年前の「歴史」さえ、もうすでに忘れようとしているとの指摘には視野が開ける思い。
しかし現在の政治を導いたのは、民主党政治の失敗の3年間であったのでないか、と民主党を応援してきた二人の学者がこれまでを振り返ります。民主党のどのようなところが誤っていたのか、あるいはこれから何を目指してゆけばよいのかを、明治維新から150年間の歴史を常に参照しながら、歴史的位置づけを意識して検証してゆきます。戦前、戦中との連続性を考慮する必要性が強調されます。
対談ですので、読みやすく数時間で通読できます。しかし、お二人の著書を読んでおけば、もっと理解が深まるのでしょう。
最後に、坂野先生は希望を失わないと言いますが、そう言わないといけないほど、今の状況は危機的であるのでしょう。
中国との友好関係を築くことを政治の課題にすべきとの坂野先生の提言には、この百数十年の経過を踏まえたものであり、熟慮の要あり。
痛烈に、現政権の批判を行っています。3年前の「歴史」さえ、もうすでに忘れようとしているとの指摘には視野が開ける思い。
しかし現在の政治を導いたのは、民主党政治の失敗の3年間であったのでないか、と民主党を応援してきた二人の学者がこれまでを振り返ります。民主党のどのようなところが誤っていたのか、あるいはこれから何を目指してゆけばよいのかを、明治維新から150年間の歴史を常に参照しながら、歴史的位置づけを意識して検証してゆきます。戦前、戦中との連続性を考慮する必要性が強調されます。
対談ですので、読みやすく数時間で通読できます。しかし、お二人の著書を読んでおけば、もっと理解が深まるのでしょう。
最後に、坂野先生は希望を失わないと言いますが、そう言わないといけないほど、今の状況は危機的であるのでしょう。
中国との友好関係を築くことを政治の課題にすべきとの坂野先生の提言には、この百数十年の経過を踏まえたものであり、熟慮の要あり。