戦術リストランテIII 「ポスト・バルセロナ」の新たな潮流 の感想

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タイトル戦術リストランテIII 「ポスト・バルセロナ」の新たな潮流
発売日販売日未定
製作者西部謙司
販売元ソル・メディア
JANコード9784905349211
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

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少し前までは「無敵」の象徴だったバルセロナ。「ティキ・タカ」と称されるショートパスと
奪われた直後に奪い返す超ハイプレスを軸にヨーロッパを席巻し、日本でも海外サッカーファンを
中心に「バルサにあらずんばサッカーに非ず」とまで持て囃されたサッカーが、その生みの親
であるグアルディオラのバイエルンへの就任と時を合わせる様に、相似形であるスペイン代表の
ブラジルW杯惨敗も含めて、その絶対性に陰りが見えた時代が来ている

本書はその「ポスト・バルセロナ」とでも言うべき時代が始まった13-14シーズンのヨーロッパの
強豪クラブを中心に「バルセロナを超える戦術」の方向性を西部氏が得意とする図解を用いての
解説でフューチャーしている

第一章はグアルディオラ着任後のバイエルンやアンチェロッティ時代のパリ・サンジェルマン、
そしてウェールズの田舎チーム・スウォンジーをスペイン的なショートパス戦術で強化した
ロジャース監督が着任したリバプールなど、バルセロナ的なポゼッションを追求するクラブを特集
バイエルン独特の大胆なポジションチェンジが図解を用いて解説されている

第二章はレアルとアトレティコの両マドリード勢にクロップ監督率いるドルトムントを特集
高速カウンターをメインウェポンとして用いるチームがメイン。特に13-14シーズンにバルセロナと
6回も対戦しながら一度も負けなかったアトレティコ・マドリーの2トップの守備を軸とした
「10人での守備ブロック」は日本人に向いているのでは、という西部氏の意見には頷かされる
(小生が個人的にカウンターアタックが大好きなのもあるけれど)

第三章のテーマは「3バック」。90年代に大流行したがバルセロナの隆盛とともに露骨に
「時代遅れ」扱いを受ける様になったこのシステムを独自のコンセプトで運用し、復活させた
クラブとしてサンフレッチェ広島、ユベントス、チリ代表を特集。現代サッカーの
「コンパクトな陣形で中盤を狭く」という常識に反して中盤を空洞化するペトロビッチから

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