世にも奇妙なマラソン大会 (集英社文庫) の感想

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参照データ

タイトル世にも奇妙なマラソン大会 (集英社文庫)
発売日2014-08-01
製作者高野秀行
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

割引だったので、ついキンドルで購入。
一気に読んでしまいました。

マラソン全然やってないのに、サラッと砂漠の不整地を走ってしまえるのはびっくりしました。
もう少しその辺のしんどさの描写があればいいと思いましたが、
マラソン記ではなくて、辺境記が著者の基本ですから、こういうもんでしょうね。
短編の怪談が幾つかと、違う意味で寒くなる薔薇の話。

軽く読めて楽しかったです。

人の行かないところに行って、人のやらないことをする高野さん。僕は高野さんの本は大好きで、ほとんどよんでいます。去年仕事が辛かったとき、「西南シルクロードは密林に消える」を読んで、随分気持ちが楽になった記憶があります。「ああ、こんなメチャクチャでもなんとかなるのか・・・」と。
 この本は表題作を含めた短編集です。表題作は西サハラの難民キャンプで開催される「サハラ・マラソン」に参加したお話。夜中に勢いで申し込んだら、翌朝「じゃー19日の夜9時にマドリッド空港に集合ね。会費は現地払いで」と返信がきて、すんなり受付完了してしまい、出場する羽目に。世界中のマラソンを走ってきた猛者に混じって、ジョギング程度の経験しかない著者が、砂漠をひたすら走るフルマラソンに挑戦します。状況は絶体絶命なのに、なんとなく流れるゆる〜い雰囲気、これにいつも癒されます。
 他にも、以前の不法滞在で入国拒否にされているインドに何とか入国しようと、離婚まで試みる「名前変更物語」など、今回のどれも笑えるお話でした。
 一つ残念だったのは、高野さんがスペイン語やアラビア語をほとんど忘れてしまっていたということ。アフリカだろうと、ビルマの奥地だろうと、現地の言葉をマスターしてコミュニケーションする高野さんに憧れている僕としては、ペラペラとこなしてほしかったなぁ。でも全く分からないというわけじゃなし、中国語やフランス語などは依然堪能なようなので、スゴイことには変わりないですが。

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