グローバル・ニッチトップ企業論: 日本の明日を拓くものづくり中小企業 の感想
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参照データ
タイトル | グローバル・ニッチトップ企業論: 日本の明日を拓くものづくり中小企業 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 細谷 祐二 |
販売元 | 白桃書房 |
JANコード | 9784561266297 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 実践経営・リーダーシップ » 企業経営 » 中小企業経営 |
購入者の感想
「ニッチトップ企業」というのは、「競争力の高い独自製品を有する独立性の高いものづくり中小・中堅企業」で、要するにニッチ市場でシェアがトップである中小企業ということらしい。対象となる企業は、まさに「ガイアの夜明け」や「夢の扉+」で登場するような企業ばかりで、日本のものづくりに関心を持つ人にはジャストミートの本だが、本書がすごいのは、単なる事例紹介にとどまらずそれを企業論まで発展させているところだろう。主要40社へのインタビュー、2000社へのアンケートで得た、本来なら単品でも勝負できる素材を贅沢に使い、横串を入れて分析している。工場の海外移転が進み、新たな企業誘致もままならない昨今、こうしたニッチトップ企業を育てることが、真の地域経済の活性化につながることだと思う。
「大海の鯨をねらうのではなく、川ならフナ、池ならコイを目指し果敢に挑戦する」 本書に登場する経営者の言葉だが、これがまさにニッチトップ企業の真髄なんだろう。経営学のテキストのようなちょっと硬めの文章だが、非常に優れた実務の本だと思う。
「大海の鯨をねらうのではなく、川ならフナ、池ならコイを目指し果敢に挑戦する」 本書に登場する経営者の言葉だが、これがまさにニッチトップ企業の真髄なんだろう。経営学のテキストのようなちょっと硬めの文章だが、非常に優れた実務の本だと思う。