水島シェフのロジカルクッキング――1ヵ月でプロ級の腕になる31の成功法則 の感想

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当方シングルファザー、食の細い２人の娘にいかに食わせるかに腐心しております。
非常に簡易な作りながら、本書の記述に従って料理すると、ものすごいびっくりします。

とりわけ、なんてことない素材を使った、チキンソテー、野菜炒めの美味しさはびっくりでした。
なんてことない素材が、ものすごく美味しくなりました。
チキンソテーにいたっては、食の細い子供がバクバクと食べていました。

ローストの早見表もすばらしい。

まだまだ、使いこなせていませんが、かなり奥深いものがあります。
私にとっては、目から鱗の書籍でした。男性陣におすすめ〜

今まで信じていたこと、疑問に思っていたことの答えが書いてあるような気がします。ただ以前よりも調理に時間がかかるようになりますね。

前2作のファンなら、待望、と言ってよい1冊だと思います。
「今日からおいしくなる洋食のシンプルルール」が絶版となり、マーケットプレイスで5,000円から10,000円程度（本書発行前は10,000円超になっていた時期もありました）で扱われる幻の名著となってしまい、一方、前著「美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる!」は解説中心だったため、レシピ31点が載った本書は待たれていた本だと思います。
火のルール、塩のルールは前2作と同じですが、今回3つ目のテクニックとして新しく「毒出し」が紹介されています。
私にはこれは、2012年頃に流行りだした「50℃洗い」の水島シェフ版のようにも思えます。50℃洗いそのものを行うのではなく、温度も少々違ったり、バッグを使ったり、一部の料理ではお湯ではなく油だったりするのですが、それはともかく著者もどんどん進歩しているので、前2作の読者は必読だと思います。
もちろん、初めて著者の本を読んで料理をする人にもお勧め。本当に料理がおいしく出来上がるのでびっくりします。成功率99％をうたうのはダテではないと思います。
また、紹介された料理の調理動画がネットに用意されているところも新しいです。
1,200円少々の投資で、これほどおいしい料理を作れるようになるのだから、大変なコストパフォーマンスの1冊だと思います。