法令作成の常識 (セミナー叢書) の感想

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タイトル法令作成の常識 (セミナー叢書)
発売日販売日未定
製作者林 修三
販売元日本評論社
JANコード9784535004061
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 法律 » 法学

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著者は、内閣法制局長官を10年も勤められた方。
ちなみに、平成元年にお亡くなりになられています。

初版は、1964年7月で、第2版第2刷が1975年11月、2004年2月に23刷発行となっていますので、長く読み継がれてきた、この分野における古典的名著というべきでしょう。

はしがきによると、「内閣法制局が法律や政令を立案するにあたって、実際にそれによっている原理・原則ばかり」とのことです。

目次は、
第一章 法令立案に当たってのもつべき基本的態度
第二章 正確な法文・わかりやすい法文
第三章 法令の体裁上の諸約束
第四章 法令の改正廃止のやり方
第五章 規定内容の書き方その1(総則的なことと許可制度など)
第六章 規定内容の書き方その2(目的・定義規定、手続規定など)
第七章 規定内容の書き方その3(委任命令・罰則など)
となっています。
残念なのは、著者の死後、行政法の整備などが一挙に進み、学者先生の本ではないので、お弟子さんが改訂をするということもないので、とりわけ第五章以降が、情報として古いかもしれません。また、「大蔵大臣」という文言も出てきますので、懐かしいような気もします。

最近は、司法制度改革の影響を受けてか、「実務立法技術」や「立法学」(いずれも商事法務)などがでてきており、また行政法関連の改正も本書刊行後多数なされていますので、これからこの分野について勉強される方などには、そちらのほうが、向いているかもしれません。

また、初心者の方には、平成16年初版の「絶対わかる法令・条例実務入門」(林雄介・著、ぎょうせい)をお勧めします。

最初の述べたように、取扱っているのは、原理・原則ですので、時代がたったからといってそんなに変わるものではないですし、値段的にも、お手ごろなので、持っていて損はしない一冊だと思います。

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