我が偏愛のピアニスト (中公文庫) の感想

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参照データ

タイトル我が偏愛のピアニスト (中公文庫)
発売日2014-01-23
製作者青柳 いづみこ
販売元中央公論新社
JANコード9784122058910
カテゴリエンターテイメント » 音楽 » クラシック » 演奏家・指揮者・楽器

購入者の感想

 著者の青柳いずみこさんは、1950年東京生まれ(私と同い年です)、プロのピアニストでしかも文筆家、名エッセイストです。
 私もクラシックが好きで、かってはよくコンサートにもいきましたが、最近は暇なしカネなしでほとんどいった事がありません・・情けない!・・
 LP,CDもよく購入し、器楽曲、ピアノもよく聴きますが、ほとんどは外国人のもので日本人の演奏はほとんど聴きません。
 しかし、本書では日本人ピアニスト9人へのインタヴューと練木繁夫さんとの対談が収録されています。
 その9人のピアニストとは、岡田博美さん、小川典子さん、小山実稚恵さん、坂上博子さん、廻由美子さん、花房晴美さん、
 柳川守さん、藤井快哉さん、海老彰子さん で、男性3人、女性6人 という構成になっています。
 この10名は、何らかの形で、青柳さんの演奏家人生とかかわっているピアニストが多く、同級生、先輩、後輩、留学先で聴いたピアニスト、
 青柳さんの生徒だったピアニスト・・・・・錚々たるメンバーですが、一般社会であまり名の通っている人はあまりいません。
 事実、私の知っているピアニストも数名にしかすぎません。
 青柳さんは、自身が何度か演奏を聴き、感銘を受け、是非ともお話を伺いたいという人を選択され、それが前述の10名になったようです。
 青柳さんは自身現役のピアニストですから、各々10名に対し、演奏の技術的分析、曲の解釈、教授法 等中々鋭い指摘があります。
 また、各々に対しての興味深い逸話も多数収録されています。
 例えば、岡田さん、桐朋のポリーニ、小川さん、武満作品を是非とも録音したいということで、デモテープを持って、各社を回った、
 柳川さん、カラヤンの紹介でコロンビアでレコーディングし、修正し、リリースしようと提案されたが、
 出来れば弾いたままリリースしたいと考え、その提案を断った・・・・・ 
 ムジカノーヴァに連載されたものをまとめたもののようで、少し難しく一般的でないかなと思いますが、
 少しクラシックをかじっている人には面白い内容になっています。
 

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