臨済録 (岩波文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 臨済録 (岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 入矢 義高 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784003331019 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » 仏教 » 仏教入門 |
購入者の感想
スティーブ・ジョブズから再び火のついた禅ブームで、いろいろな禅の入門書が出ているが、そういう入門書に慣れた人は、この禅の原点の本を読むべきだと思う。
原文、読み下し文、現代語訳の構成になっていて、非常に読みやすい。
テンポよく読めるように編集されているためも大きいのか、目の前で禅の開祖が直接説いてくれている感覚を体感できる。
最初読んだ時は戸惑う面もある書だが、じっくり読んでいくと、下手な禅の解説書より、禅の本質が伝わってくる本。
原文、読み下し文、現代語訳の構成になっていて、非常に読みやすい。
テンポよく読めるように編集されているためも大きいのか、目の前で禅の開祖が直接説いてくれている感覚を体感できる。
最初読んだ時は戸惑う面もある書だが、じっくり読んでいくと、下手な禅の解説書より、禅の本質が伝わってくる本。
「語録の王」と呼ばれる臨済を知る上で、もっとも重要な書物。今日にまでおよぶ禅思想のなんたるかを知るには、この本は書かせないと思う。非常に劇的で、文学性もあって、禅の語録としては、最も面白いと思う。