プロ法律家のビジネス成功術 (PHPビジネス新書) の感想

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この本は残念ながら空疎です。

ほぼ金森氏の過去の著作の焼き直しであるとともに、以前にも増して、簡単な事柄をそれっぽい言葉と勢いで装飾しているだけの本です。
p194〜最後までの6ページのみ辛うじてまともなので、☆1。

いつもながら「理詰め」で大成功とありますが、p132のパレートの法則も、本当に東大卒?と思われる誤りをしています。
誰でも、売上85％を占める300/1000人が分かればわけないですよ。

氏がお金の話をする際、自分をより大きく見せようと、「数千万」「数億」「数十億」という「数」の文字を多用しますが、
「数十億」の場合は、良心的に見て「11億円」ぐらいのことだろうと推し量られます（もちろん高額ですが、氏が好きな「テコ」の原理でたまたま一回あったとしましょう）。

ただ、社会活動と称する氏の倒産救済会?の時は「年間5〜6000万」かかると、具体的な数字を挙げています。
つまり「本当?の」ときで「使える」ときは「数千万」とせずに、載せられるのです。
さすがにオビには「課税所得が数億円」と書いても売れませんので「2億円」とありますが、どの程度四捨五入したかはご想像にお任せします。

この本は終始、それっぽい言葉と勢いで、自分を大きく大きく見せようとするのが見え隠れ。
読者の一部は陶酔して信者になりますが、あくまで氏の時代遅れの遺物。　安物のマーケティング知識の寄せ集めです。

ではなぜアマゾンでは高順位なのか?　それは自ら公言しているとおり、お金を「焼いた」結果でしょう。
内容が良いからではありません。　たしか、そうゆうのが専門の人でしたよね?　この本に書いてあります。

つまり、やっていることは仕手筋と同じ。しかし信者は気がつきません。
なぜ定期的に同じような本を出さざるをえないのか？を、考えません。

本当に「プロ法律家」を目指しているなら、この胡散臭さに気がつかねばなりません。
しかしその結果がこのありさま（高評価）・・・

実はこういう人って