Uno! の感想
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参照データ
タイトル | Uno! |
発売日 | 2012-09-25 |
アーティスト | Green Day |
販売元 | Reprise / Wea |
JANコード | 0093624948711 |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ロック |
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購入者の感想
はっきり言ってこのアルバムは素晴らしい。American Idiotや21st Century Breakdownといった荘厳なパンクロックオペラに食傷気味だったグリーンデイファンにとっては最高のアルバムではないでしょうか。僕自身、前2作は試聴しただけでもお腹一杯でした。グリーンデイにああいうメジャーな音や重たいテーマを求めてなかったからです。本来のグリーンデイに回帰した10年ぶりの新作と言っても良いのではないでしょうか。グリーンデイが90年代に世界中のキッズに評価されたのは、その「等身大」なとこにあるはずです。グリーンデイは前2作でその路線を完全に踏み外し、明らかにお金が掛かってる音楽を奏でていました。しかし、普遍的でよくありそうなメロディや歌詞、そしてありきたりなコード進行の3分前後の単純でチープなサウンドの曲達、これが今回見事に復活しています。この平凡さを批判されている人もいますが、これがグリーンデイ節であり、彼らの様式美であるのです。本来のグリーンデイの魅力はここにあるんです。また、今作ではBillie Joeにもギターでの成長も見られます。カントリーやスカ、そしてフォークを彷彿とさせるプレースタイル、そして若い時は音を歪ませて音圧で勝負することがほとんどでしたが、人間が丸くなったのか、ギターの本来のナチュラルな音で楽曲を際立たせるようになりました。とにかく誰にでもコピーできそうな音楽をかっこよく唯一無二な型でやってくれる等身大なグリーンデイが復活してくれて嬉しい。グリーンデイはまさに僕らの世代のラモーンズでありビートルズであるんだと思います。