悲観する力 (幻冬舎新書) の感想
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参照データ
タイトル | 悲観する力 (幻冬舎新書) |
発売日 | 2019-01-29 |
製作者 | 森博嗣 |
販売元 | 幻冬舎 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 人生論 |
購入者の感想
著者は悲観論を肯定する。想定外の事態に対応出来るようにするためだ。想定外の事態は、なるべく起きないようにするのが望ましい。そのためには、あらゆる危険な事態を予測し、想定外をなくすことが大切である。起こり得るすべての事態を予測することは、悲観的に物事を捉えることに等しい。これが著者の言う悲観論である。あらゆることに悲観論で向き合うように説くが、仕事や学問(リスク社会論)には有効であるとしても、趣味や遊びにはどうであろうか?パチンコや競馬などの賭け事で当たる確率を予測し、その数値を事前に予測することが出来たなら、誰も賭け事をやらないに違いない。賭け事や遊びには何も考えずに、楽観的に楽しまないと意味がない。
悲観論を使い分けることが大切だ。
悲観論を使い分けることが大切だ。