3.11を心に刻んで 2019 (岩波ブックレット) の感想

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タイトル3.11を心に刻んで 2019 (岩波ブックレット)
発売日販売日未定
販売元岩波書店
JANコード9784002709956
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

3.11の特徴は、地震と津波という自然災害と、ヒトの手によってもたらされた原発災害の、2種災害であることだ。
岩波書店編集部の企画、毎年出す決心の『3.11を心に刻んで』に注目しつつ、ともに年月を刻んでいる。
今号でも12カ月の11日が並んだ。各月の11日に3人が書いているから36編ある。
ここには、3年前のあの日だった、5年前の、と思いが綴られてきており、今号では8年前の3.11が語られる。
8月に書いている安川誠二さん。北海道、アイヌについて語った最後に、文字を持たなかったアイヌは地名に、そこの地形の特徴を表す言葉を当てはめ、危険な場所を子孫に代々口承で伝えていった。と記す。
9月の佐藤慧さんは津波で母を失い5年後に父と別れ、死と愛を噛みしめる、切々とした筆致に涙が止まらない。
付箋をつけて行くとどのページにもついてしまう。

我々の命は限りがある。
一方、組織は不死身だ、岩波書店の編集部は、不死身の力を使い、この先いつまでも続けていただきたい。
この36人中、1945年以前に生まれている人は、たったの1人だ、後の全員は戦争後に生まれている。
やがて、この大津波の惨状と悲しみを、祖父母から聞いたことがある、というような世代に移るだろう。
それでも続けていただきたいと思う。
その頃の、大津波からの立ち直りは想像できるが、原発事故からの回復は、今現在の我々には考えられないことだ、
それを読みたい。続けてください。

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