こんなもんいかがっすかぁ まるごと! の感想
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参照データ
タイトル | こんなもんいかがっすかぁ まるごと! |
発売日 | 2016-02-16 |
製作者 | 水玉 螢之丞 |
販売元 | 復刊ドットコム |
JANコード | 9784835452975 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » コンピュータ・IT |
※サンプル画像
購入者の感想
90年前後頃、の週刊ASCIIの前身である雑誌EYE-COMに連載されていたパソコン周辺を扱うエッセイ漫画の走りというべき作品。
92年と94年に単行本として刊行されたものの長らく品切れ状態だった作品ですが、著者の水玉螢之丞さんの一昨年末の逝去により復刊されたものが本作です。
連載当時はかわいらしいポップな絵柄と扱われるネタのディープさのギャップが魅力で、毎号楽しみに読んでいました。ちなみに92年版も94年版も持っており、今回比較のため探したのですが見あたらなかったため、記憶頼みですが、今回は連載時の作品はカラーページも含めほぼ完全な形で収録されているようです。変形の真四角に近い判型も94年版と同じです。ただ94年版はハードカバー2分冊だったのが、今回はソフトカバーになっています。
さて水玉螢之丞のエッセイ漫画の魅力は小さな手書き文字も含めて書き込まれたディープなネタですが、本作でも最大限に発揮されており、当時、Windows95登場前、ネットというとまだNIFTY-Serveに代表されるパソコン通信が主流で、国内PC市場はNECのPC98シリーズが席巻、一方で、東芝が現在のDynaBookにつながる画期的なノートPCを発売したばかり、富士通はFM-TOWNS、シャープはX68000と各社各様の機種を販売していた群雄割拠の頃、アップルのMacintoshは高嶺の花で・・・というPC市場を背景に、パソコンネタ、ゲームネタを中心としたネタが広く扱われています。
ゲームネタ(シムシティ、パワーモンガー、ダンジョンマスター・・・)、各所にちりばめられたセーラームーンをはじめとするパロディネタ、またトレンディドラマやバブル崩壊前後の80年台的雰囲気も醸し出す当時の雰囲気を含め、最初から最後まで楽しく読めます。
ひとつ言うとすると、初出の掲載号が記載されているかまとめられていると資料的な価値もあがったかな、と思いました。
92年と94年に単行本として刊行されたものの長らく品切れ状態だった作品ですが、著者の水玉螢之丞さんの一昨年末の逝去により復刊されたものが本作です。
連載当時はかわいらしいポップな絵柄と扱われるネタのディープさのギャップが魅力で、毎号楽しみに読んでいました。ちなみに92年版も94年版も持っており、今回比較のため探したのですが見あたらなかったため、記憶頼みですが、今回は連載時の作品はカラーページも含めほぼ完全な形で収録されているようです。変形の真四角に近い判型も94年版と同じです。ただ94年版はハードカバー2分冊だったのが、今回はソフトカバーになっています。
さて水玉螢之丞のエッセイ漫画の魅力は小さな手書き文字も含めて書き込まれたディープなネタですが、本作でも最大限に発揮されており、当時、Windows95登場前、ネットというとまだNIFTY-Serveに代表されるパソコン通信が主流で、国内PC市場はNECのPC98シリーズが席巻、一方で、東芝が現在のDynaBookにつながる画期的なノートPCを発売したばかり、富士通はFM-TOWNS、シャープはX68000と各社各様の機種を販売していた群雄割拠の頃、アップルのMacintoshは高嶺の花で・・・というPC市場を背景に、パソコンネタ、ゲームネタを中心としたネタが広く扱われています。
ゲームネタ(シムシティ、パワーモンガー、ダンジョンマスター・・・)、各所にちりばめられたセーラームーンをはじめとするパロディネタ、またトレンディドラマやバブル崩壊前後の80年台的雰囲気も醸し出す当時の雰囲気を含め、最初から最後まで楽しく読めます。
ひとつ言うとすると、初出の掲載号が記載されているかまとめられていると資料的な価値もあがったかな、と思いました。