FEUERHAND(フュアーハンド) フュアー ハンドランタン 276 ジンク 12562 の感想

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正式には「FEUERHAND BABY SPECIAL 276 ETERNITY (フュアーハント ベビー スペシャル 276 エタニティ)」。”ジンク”は「亜鉛」カラーの意。
燃焼によって発生した温風が躯体も兼ねる両サイドのパイプから燃焼芯周辺に送られ炎が安定、80m/sの風にも耐えるいわゆる”ハリケーンランタン”。独ペトロマックス社・米デイツ社などハリケーンランタンを製造するメーカーは数ありますが、1902年創業のハーマン・ニヤー社(現在はフュアーハント社)が元祖です。フュアーハントは英語ではファイアーハンド。
このランタンの性能や仕様は、Amazon商品ページにあるスペックにほぼ同じです。特筆すべきはランタイムで、軽く20時間を超えます。小さな炎の燃焼なので、キャンプで換気をしっかりしている幕なら常夜灯として一晩中点灯していても問題ないでしょう。
ウイークポイントは燃料タンクの蓋が紙パッキンだという事。かなりの高確率で漏れます。対策として、ユニオン継手用の外径28mm×内径23mm×厚み2mmのパッキンがシンデレラフィット、ホームセンターで購入できますので自己責任でお試しを(このユニオン用パッキンはニトリルゴム製で耐油性に優れているはずですが、なぜか「石油･灯油には使用不可」との注意書きがありますので)。キャップの紙パッキンは全て剥がしてはめ込んでください。ただこのランタンは傾けると他の所からも漏れるので、タンク蓋だけ漏れないようにしてもあまり意味がないですが

タンクに300㏄ほどケロシン(灯油)を注いで、レバーを引き下げてグラスチムニーを上げて点火します。芯の先端の両端を斜めにカットして使用すると、炎の形が綺麗になります。
マッタリ過ごしたいキャンプの夜長など、ガソリンランタンやガスランタンの、圧縮ガスの燃焼による輝度の高いランタンでは雰囲気が出ないとお嘆きの貴兄にピッタリだと思われます。冬キャンの幕内で淡いともしびの元、焼酎のお湯割りを頂くと心の底から暖まります。冬キャンで石油ストーブを持って行くなら、同じ灯油を使うこのランタンを使えば荷物が減って燃料費もお安くなりますね。