傷物語 (講談社BOX) の感想
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参照データ
タイトル | 傷物語 (講談社BOX) |
発売日 | 2016-07-08 |
製作者 | 西尾維新 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
アニメ映画を先に鑑賞しての感想。文中にアニメ映像化出来ない、と言う類のメタ発言が頻出して、逆にアニメ化されるであろう事を大いに予想していた事がわかるが、これを本当に映像化してしまった力業にまず感心。はっきり言ってR指定レベルのグロさとエロさを映像化してしていたと思う。もちろん苦言を呈してるのではなく、賞賛しているのだ。
その上で原作を読むと、当然ながら血塗れのグロさは軽減され、それだけ深く内容の観賞が出来たと思う。が、羽川の巨乳に関わるエロ部分は変な映像よりずっとエロく感じられ、個人的には大いに性癖をくすぐられた。恐らく普通の読者なら引いてしまうレベルだろうが、素人SM小説書きとしては、羽川に淫語を言わせる羞恥責めなど活字ならではのエロを堪能。
それはともかく、いつもの饒舌さが目立たず、人間と吸血鬼の感動的なエピソードを描き切ったこの作品で、50を超えて涙腺の緩んだ私は本当に泣いた。エログロが際立つので誰にでも勧められらはしないが、西尾維新の本気を感じる傑作と思う。
その上で原作を読むと、当然ながら血塗れのグロさは軽減され、それだけ深く内容の観賞が出来たと思う。が、羽川の巨乳に関わるエロ部分は変な映像よりずっとエロく感じられ、個人的には大いに性癖をくすぐられた。恐らく普通の読者なら引いてしまうレベルだろうが、素人SM小説書きとしては、羽川に淫語を言わせる羞恥責めなど活字ならではのエロを堪能。
それはともかく、いつもの饒舌さが目立たず、人間と吸血鬼の感動的なエピソードを描き切ったこの作品で、50を超えて涙腺の緩んだ私は本当に泣いた。エログロが際立つので誰にでも勧められらはしないが、西尾維新の本気を感じる傑作と思う。