大相撲 行司さんのちょっといい話 (双葉文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 大相撲 行司さんのちょっといい話 (双葉文庫) |
発売日 | 2014-01-09 |
製作者 | 三十六代 木村庄之助 |
販売元 | 双葉社 |
JANコード | 9784575714081 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆 |
購入者の感想
相撲はテレビで良く見るが、その中でも行司さんに目がいってしまう私としては、ぜひ読みたくて購入した本だった。
36代木村庄之助さんの書かれたこの本。特に第四章の中で、木村家と式守家の名前の変遷についての項目に興味を引かれた。
また、裁きづらい力士というところでは、安美錦関の名前が挙がっていたのが印象的だった。この新年、とあるテレビ番組で、40代式守伊之助さんが、他のほとんどの行司さんもそう思っていると思う、と前置きして、安美錦関の名前を挙げていた。その取り組みの日はとても憂鬱だと話して笑いを取っていたが、36代木村庄之助さんも同じことを書かれていた。取り組みの前の日はとても憂鬱だと。そして最初に安美錦関を「行司泣かせの力士」と言ったのはこの方だったということも初めて知った。安美錦関は淡々としていて何を考えているのかわからないので、何を仕掛けてくるのかがわからなくて不安なのだそうだ。それは安美錦関が巧みな技を持ち合わせた力士であるということでもあり、そのことについても書かれていた。
それから、時々客席からたくさん飛んでくる座布団だが、行司さんにとっては「凶器」そのものなのだと書かれていた。テレビで見ていていつもぶつからないかとはらはらしていた座布団だが、やはりそうらしい。というのは、手裏剣のように角が土俵に向かって飛んでくるからで、これが当たるとかなり痛いらしい。
この第四章では、他の行司さんの色々なエピソードや災難などの話もいろいろと語られていて、行司さんファンの私にはうれしい内容だった。
36代木村庄之助さんの書かれたこの本。特に第四章の中で、木村家と式守家の名前の変遷についての項目に興味を引かれた。
また、裁きづらい力士というところでは、安美錦関の名前が挙がっていたのが印象的だった。この新年、とあるテレビ番組で、40代式守伊之助さんが、他のほとんどの行司さんもそう思っていると思う、と前置きして、安美錦関の名前を挙げていた。その取り組みの日はとても憂鬱だと話して笑いを取っていたが、36代木村庄之助さんも同じことを書かれていた。取り組みの前の日はとても憂鬱だと。そして最初に安美錦関を「行司泣かせの力士」と言ったのはこの方だったということも初めて知った。安美錦関は淡々としていて何を考えているのかわからないので、何を仕掛けてくるのかがわからなくて不安なのだそうだ。それは安美錦関が巧みな技を持ち合わせた力士であるということでもあり、そのことについても書かれていた。
それから、時々客席からたくさん飛んでくる座布団だが、行司さんにとっては「凶器」そのものなのだと書かれていた。テレビで見ていていつもぶつからないかとはらはらしていた座布団だが、やはりそうらしい。というのは、手裏剣のように角が土俵に向かって飛んでくるからで、これが当たるとかなり痛いらしい。
この第四章では、他の行司さんの色々なエピソードや災難などの話もいろいろと語られていて、行司さんファンの私にはうれしい内容だった。