描きながら考える力 ~The Doodle Revolution~ の感想

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　プレゼンに際しパワーポイントを如何に効果的に使うか、アイデアを考えるときにマインドマップを如何に活用するか、などの本やサイトは巷にあふれており、今更、わかりやすい「落書き」（イラスト）を自分で書けるようになったところで、という気がしつつも本書を手に取った。もちろん著者であるサニー・ブラウンのTEDを見て、気になっていたこともある。
　大型本であるため電車の中で読むような作りにはなっていないのが難点だが、この本は紙と鉛筆を持ちながら読み進めることに意義があるので、その点も考えられてこの大きさになっているのだろう。実際に読み進めると手を動かして初めて腑に落ちることも多々あった。本の形状としても良く考えられている。
　この本は「落書き」を「インフォドゥードル」に変える方法について述べられているばかりでなく、会社でどのように共有し、活用していくかについても書かれており、とても参考になる。あと、必要なのはこの本で学んだことを、実際に使ってみる勇気だろう。