ドラッグ オン ドラグーン3 の感想

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これはDODの皮をかぶった何かです。

すでに他の方のレビューでさんざん指摘されているように、6Gものインストールや質の低いグラフィックに対してありえないロードの長さ、頻発する処理落ちなどゲームの骨格からしてガタガタです。
開発はアクションゲームにおいて処理落ちが致命的な不具合であるという認識がないのでしょうか。あまりにもひどすぎる。
アクションゲームとしての操作感、手触り感は武器チェンジのもたつき、受け身がない、カメラワークの酷さ、ただかっこ良く見えるだけで意味のない回り込み、
ロックオンの挙動の不親切さ、とったのかとってないのかわからないレスポンスの悪いアイテム取得、など大小あれこれ上げればキリがないほど作りが甘いです。
ドラゴンの操作性も明らかに劣化しています。ボタン押下に対するアクションのレスポンスが悪すぎる。

シリーズとの大きな相違点ですが、
今作は以前のように広いマップ上に敵の集団がひしめいているのではなく、完全な一本道の上にいくつか関所のようなものが置かれているステージクリア型のゲームになっています。
そして魔法、地上戦においてのドラゴン騎乗が削除されています。
なぜ魔法がないのか、ドラゴンに乗れないのか。今作では必要がないから？ない方が面白くなるから？
プレイしてみて、前作にあったものをあえて捨てる利点を見出せない以上、そういう前向きな理由でないことは確かです。
今作のドラゴンであるミハイルは主人公たちが一本道をばたばた徒歩で爆進している間、始終あれやこれやと自分の背中に乗れない言い訳を繰り返します。
乗せてくれたら目の前の雑魚など無視してそのまま先へ飛んでいってしまうか、空中から焼き払うのに。
魔法は本編とは別にある依頼という名のミッションのクリア条件に「魔法禁止」と書かれていることから
元々作っていたものを、急遽撤廃したのでしょう。（そもそもなぜ破れもしない条件を消し忘れているのか知りませんが）
想像するに、シリーズの定番であったこの2システム削除の経緯としては、
・予算や技術の都合で、一本道のゲームデザインにせざるを得なかった。