潮 2014年 11月号 [雑誌] の感想
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参照データ
タイトル | 潮 2014年 11月号 [雑誌] |
発売日 | 2014-10-04 |
販売元 | 潮出版社 |
JANコード | 4910018011140 |
カテゴリ | ジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合 |
購入者の感想
山口那津男公明党代表いわく、〈中道を歩む公明党〉(38頁)とのことだが、本当にそうなのだろうか。
集団的自衛権について、〈日本はあくまでも憲法に基づいて行動すると宣言している〉(40頁)といっても、連立相手の自民党はこれまで解釈改憲で済ませてきた。〈今回の閣議決定を受けて「公明党によって、集団的自衛権行使は押さえこまれた」と見る識者もいるくらいです。〉(同前)というのはあまりにもナイーブだ。
また、経済政策にしても〈少子高齢化が進むにつれて財政は逼迫し、経済成長はほどほどに落ち着いています。日本社会が大きく変わるなか、どうすれば適切な再分配が可能になるのか。〉(41頁)とのことだが、『情報BOX:G20要人発言一覧 』(2014年 09月 22日 07:27 JST [豪ケアンズ 21日 ロイター])によると、G20の声明は〈 一部の主要国で見られる経済情勢の好転を歓迎するが、(中略)依然として需要の弱さに直面しており、供給面の制約が成長を阻害している。〉(前出)というものであり 、ホッキー豪財務相(議長国)は、〈 世界経済の1.8%の追加成長を可能にする戦略をまとめた。G20はさらなる成長が可能であり、それを目指すことで一致した。〉(同前)と発言しているのだから、公明党の政策はG20と逆方向であり、中道とは言えまい。
とはいえ、誰でも自己弁護の権利はある。問題は騙されやすい人だ。
あと、これは公明党とは関係ないかもしれないが、本誌には〈仮に消費税増税で景気が悪くなったとしても、それは小雨にすぎず〉(64頁)や〈男性は強制しなければ自発的に動かない生き物なのでしょう(笑)。〉(72頁)など違和感のある記述が散見され、評者は、創価ワールドとは水があわないと思った。
集団的自衛権について、〈日本はあくまでも憲法に基づいて行動すると宣言している〉(40頁)といっても、連立相手の自民党はこれまで解釈改憲で済ませてきた。〈今回の閣議決定を受けて「公明党によって、集団的自衛権行使は押さえこまれた」と見る識者もいるくらいです。〉(同前)というのはあまりにもナイーブだ。
また、経済政策にしても〈少子高齢化が進むにつれて財政は逼迫し、経済成長はほどほどに落ち着いています。日本社会が大きく変わるなか、どうすれば適切な再分配が可能になるのか。〉(41頁)とのことだが、『情報BOX:G20要人発言一覧 』(2014年 09月 22日 07:27 JST [豪ケアンズ 21日 ロイター])によると、G20の声明は〈 一部の主要国で見られる経済情勢の好転を歓迎するが、(中略)依然として需要の弱さに直面しており、供給面の制約が成長を阻害している。〉(前出)というものであり 、ホッキー豪財務相(議長国)は、〈 世界経済の1.8%の追加成長を可能にする戦略をまとめた。G20はさらなる成長が可能であり、それを目指すことで一致した。〉(同前)と発言しているのだから、公明党の政策はG20と逆方向であり、中道とは言えまい。
とはいえ、誰でも自己弁護の権利はある。問題は騙されやすい人だ。
あと、これは公明党とは関係ないかもしれないが、本誌には〈仮に消費税増税で景気が悪くなったとしても、それは小雨にすぎず〉(64頁)や〈男性は強制しなければ自発的に動かない生き物なのでしょう(笑)。〉(72頁)など違和感のある記述が散見され、評者は、創価ワールドとは水があわないと思った。