ユリシーズ 1 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) の感想
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参照データ
タイトル | ユリシーズ 1 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジェイムズ・ジョイス |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087610048 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
私の高校時代の恩師(『蘇州物語』の著者である。)が本書が一部の識者に高く評価されたものであることに言及されたのをきっかけに文庫本4冊を一括購入・読破した。
本書は、著名なギリシャ神話『オデュッセイア』に倣って記述、そして、「意識の流れ」という手法を用いているので、正直、取っ付き憎かった。2巻の後半からペースが上がった。私のように、素養の無い者は、読み始める前に、多少覚悟がいるが、良書である。
余談ですが、人の意識について考えさせられました。よく考えてみると他人が、例え、愛する妻であれ、どのような意識を経験しているのかを知ることは難しい。私たちは、他人が表現した言葉を通してしかこれを知ることが出来ない。他人の発する言葉は、他人の「意識」そのものではない。
(2巻、3巻、4巻のレビューも同じ内容です。)
本書は、著名なギリシャ神話『オデュッセイア』に倣って記述、そして、「意識の流れ」という手法を用いているので、正直、取っ付き憎かった。2巻の後半からペースが上がった。私のように、素養の無い者は、読み始める前に、多少覚悟がいるが、良書である。
余談ですが、人の意識について考えさせられました。よく考えてみると他人が、例え、愛する妻であれ、どのような意識を経験しているのかを知ることは難しい。私たちは、他人が表現した言葉を通してしかこれを知ることが出来ない。他人の発する言葉は、他人の「意識」そのものではない。
(2巻、3巻、4巻のレビューも同じ内容です。)