宇宙の羅針盤<下> ― 22を超えてゆけIII (22を超えてゆけ・3) の感想

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2003年に出版された、「22を超えてゆけ」から読んでいます。
臨死体験をきっかけに様々なヴィジョン（夢の探索？）を受け取るようになった著者による壮大な物語。
このシリーズは小説として読んでも非常によく出来ているけれど、恐らくは・・・と思わせる、
何度読んでも新たな発見がある本です。
特に「宇宙の羅針盤」の下巻は、主人公が双子の太陽と共に創造の元へ帰還を目指す
場面に焦点があてられており、このシリーズのクライマックスにあたります。

こういったジャンルの本は多く出ているし、「フラワーオブライフ」のドランヴァロ氏や
世界の神話など、共通する情報はあれど、このシリーズ以上に魅かれる情報と
展開の仕方には出会ったことがないです。
映画に例えると2014年に公開された「インターステラー」のような良質さ。

言語に落とし込むには限界があるこのような分野で、数学や幾何学、色彩や音を
駆使して、よくここまで完成度の高いものを書き上げたなと、脱帽です。