バルトーク:弦楽四重奏曲全曲 の感想
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参照データ
タイトル | バルトーク:弦楽四重奏曲全曲 |
発売日 | 2013-10-04 |
アーティスト | タカーチ弦楽四重奏団 |
販売元 | (unknown) |
JANコード | 4988005787118 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲 |
※サンプル画像
![バルトーク:弦楽四重奏曲全曲 サンプル画像](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51psIuwOBEL.jpg)
購入者の感想
タカーチ四重奏団の演奏は無駄な表情を排し、緊迫感があり、リズムの切り込みが鋭く、いかにもバルトークの音楽というべき民族的味わいに満ちている。そして、バッハに直結する楽曲構成や各楽器の対位法的な旋律の絡み、独特な旋法による幻想的な雰囲気、緩徐楽章の静謐に満ちた繊細さ、効果的なピチカート奏法など、さまざまな表現を駆使して弦楽四重奏ならではの誠に魅力的な音楽を聴かせてくれる。入手困難な盤であったが漸くバルトーク弦楽四重奏の醍醐味を味わえる演奏を手に入れた。この曲集の名盤の一つとして確実にお薦めである。
古くはジュリアード四重奏団で聴いていたが、リズムの鋭さや如何にも現代音楽と言うべきクールな表現は素晴らしいのものの洗練されていて民族色は感じられなかった。また、アルバンベルク四重奏団はアンサンブルが見事なものであり各パートの演奏技術は非常に高い。しかし、甘い歌わせ方が気になるようになり、ハンガリー系四重奏団の放送で何度か聴き思い描いている切迫感のあるバルトーク音楽と何か合わない。ついに、タカーチ四重奏団盤を入手して納得した次第である。やはり、バルトークは甘い表現を排して、鋭く躍動感のあるリズムとともに民族色を感じさせる演奏が良い。
古くはジュリアード四重奏団で聴いていたが、リズムの鋭さや如何にも現代音楽と言うべきクールな表現は素晴らしいのものの洗練されていて民族色は感じられなかった。また、アルバンベルク四重奏団はアンサンブルが見事なものであり各パートの演奏技術は非常に高い。しかし、甘い歌わせ方が気になるようになり、ハンガリー系四重奏団の放送で何度か聴き思い描いている切迫感のあるバルトーク音楽と何か合わない。ついに、タカーチ四重奏団盤を入手して納得した次第である。やはり、バルトークは甘い表現を排して、鋭く躍動感のあるリズムとともに民族色を感じさせる演奏が良い。