鸚鵡楼の惨劇 (小学館文庫) の感想

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参照データ

タイトル鸚鵡楼の惨劇 (小学館文庫)
発売日2015-07-07
製作者真梨 幸子
販売元小学館
JANコード9784094061611
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

購入者の感想

作家の作品には、さすがいやミスの女王という読後の悪さと一気に物語に引き込む力があります。
そして、読後の悪さはあるけれども、ついつい読んでしまいます。

でも、今回のこの作品はちょっと今までのとは違った感じです。
たしかに、やられたと思う驚きがあり、だまされたとも思います。

ただ、今回の作品は読後よりも読んでいる最中のほうが気持ちがわるいです。
文章は非常によみやすいですから、一気に読めますが、読んでいる最中の気分の悪さは必至です。

それは、幼児虐待、しかも、性的虐待、動物の殺し方が残酷すぎる。
そして、ホモセクシャルの描写が気持ち悪い。べつに、偏見ではありません。
ただ、なぜ、ホモセクシャルになっているのか?その動機です。とても歪んだ精神状態でのホモセクシャル。
同性愛とは全く違います。とても、哀しい結果が、そうさせたのかと思われると、読んでて気持ちが悪いです。

たしかに騙されたといつものように思いますが、また読み返したいとは思わないです。
帯にも書かれていますが、黒木瞳さんが解説に書かれている通り、
「あなたはこの作品を読む覚悟がありますか?」
この意味がわかりました。覚悟のある方だけにおすすめします。

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