「めんどくさい」がなくなる台所 の感想

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とにかく家事という家事が苦手です。でも出来合いや外食はしたくなく自分のご飯が好き。
モチベーションを上げるためにありとあらゆる片付け本、レシピ本、お掃除本など買っています。

この本は図書館に新刊で入っていてそこで手に取りました。

今まで読んだ本の中で１番腑に落ちて少しずつですが片付いてきました。特に冷蔵庫が顕著です。

他の方のレビューにもあったのですが、内容としては考えない台所にかなり近いと思います。考えない台所をお持ちで成果が出てらっしゃる方は購入の必要はないと思います。

ただ私にとっては書いてあることは近しくても似て非なるものでした。

出来ない自分、不出来な自分、自堕落な自分に自己嫌悪に陥っている時には出来る方々が書かれた『こうすれば上手くいくのに！』と言う本を読んでも苦しくなってしまったり、それがやれれば苦労しないと言うダメ人間の発想になってしまうのです。

ほとんどの片付け本、お掃除本などは出来る方がキラキラとした世界に手招きしてくれているというイメージで見ています。
勿論やる気がある時はノウハウとして素晴らしいしモチベーションアップになるのですが。

この本は今現在確かに出来る方が書かれてはいるのですが、立って招いている場所が優しいように思えるのです。ダメ人間を肯定してくれた上で動きやすく呼吸しやすい道を示してくれています。（私にとってはです）
元々めんどくさがりだとおっしゃる著者の足立さんの言葉だとすんなりはいって来たのです。

他の本とはそこが違う私にとって宝物になった本です。