Permutation [輸入盤] の感想

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参照データ

タイトルPermutation [輸入盤]
発売日2012-02-28
アーティストEnrico Pieranunzi
販売元CAM Jazz
JANコード8052405140388
Disc 1 :STRANGEST CONSEQUENCES
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン » モダンジャズ

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購入者の感想

1949年はRomeの生まれのEnrico Pieranunzi。華麗なピアノをひかれる方です。
Cam JazzレーベルでのMarc Johnson(b)、Joey Baron(ds)とのトリオで、その名をジャズファンの脳裏に刻み込みました。
また、Egeaレーベルで、地中海の香りを湛えた美しいピアノソロなどの作品群を発表し、かつ、YvpレーベルやSoul Noteレーベルでは知的で緊張感に富んだトリオ作などを次々とリリースし続けました。
クラシックの素養に裏打ちされた隙のないピアノプレイで、Bill Evans同様、所謂「追っかけ」になってしまった方も多いのでは?
その、Pieranunziも、やるべきことはやってしまったとばかり、近年は、ScarlattiやJ.S.Bachなど正統派クラシックのアルバムを発表し続け、2010年のLive At Birdlandも例外的な作品に思えて、もうこの方は、ジャズのフィールドには戻ってこないのではと危惧していました。
それが、本作では、Scott Colley (b)、Antonio Sanchez (ds) という若き(40代)のリズムセクションを得て、久々にそのジャズ魂を炸裂させています。
特にAntonio Sanchezのダイナミックなドラムスが素晴らしく、そのリズムに煽られてか、ピアノも負けじと力強く応戦。冒頭から聴く側にも気合が入ります。
また、往年のファンを慮ったかのような、美しい曲目を適度に配置しているところにも泣かせられます。
新しいPieranunziの世界が展開されており、気持ちだけでも若い方が勝ちと思わせてくれる嬉しい作品。ジャケットもモダンで、今風のそれですね。
何がPieranunziを若返らせたか?若手の台頭に負けじとパワーを蘇らせたか、はたまた、新たな大人の恋に落ちたか?
どんな理由にせよ、これからも、その華麗なプレイで我々を魅了し続けて欲しいと思います。

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