図解 哲学がわかる本 の感想

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タイトル図解 哲学がわかる本
発売日2013-07-22
販売元学研パブリッシング
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カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 認識論

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本書は9人の執筆陣の手によるもので、初学者でも幅広く個別人物の思想観に一通り触れ学ぶことができるような内容構成となっている。哲学的思考や概念の解説に不可避のレトリックな表現、観念的論理等も比喩によって具体性を高めたり、人物(トピック)毎に図説も付されている(写真もあるが人物対象であり解説の便宜のためではない)。構成は、大きく6部編成と巻末の哲学用語小辞典(本書に関係する事項)からなる。各人物はその生い立ちからエピソードを交えつつ主要理論、変遷等を概観し、「○○を知るためのツボ」として別項目で主要理論の細かな解説が加わるといった工夫が見られる。

1部は「世界」観をテーマにして古代ギリシャを中心にタレス、デモクリトス、ゼノン、アリストテレス等を対象をとし、2部は「神」をテーマにしてアウグスティヌス、トマス・アクィナス、オッカム、スピノザ(『エチカ』:一元論)、ニーチェ(ルサンチマンの超越)等、3部は「人間」の存在観をテーマとして、ホッブズ、デカルト、ライプニッツ、カント、ヘーゲル、フロイト、サルトル、ハイデッガー、ショーペンハウアー等そうそうたる哲学者を扱う。4部は「社会」国家観をテーマとして、マキャベリ、ルソー、ミル、マルクス、レヴィ・ストロース(構造主義)、5部では「経験」論をテーマとして、フランシス・ベーコン、ジョン・ロック、ヒューム等、6部では「言語」をテーマとして、ソシュール、ウィトゲンシュタイン等が対象となっている。

それぞれの主要理論の解説では、彼らが構成に残した名言・箴言の背景や意義も解説されており、本書一冊でも広い知識が得られるだろうが、哲学の習熟者には物足りないだろう(その意味で一般読者向けである)。「ゼノンのパラドクス」、「オッカムの剃刀」、「エディプス・コンプレックス」等は勿論、サルトルの「契約結婚」、また『

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