Island (English Edition) の感想

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タイトルIsland (English Edition)
発売日2009-07-15
製作者Aldous Huxley
販売元Vintage Digital
JANコード登録されていません
カテゴリFormats » Accessories » Journals » General

購入者の感想

英語版の『Island』(P.S.版)が届いた。

表紙を手で撫でた。一本足の鳥のカラー絵のインクの盛り上がりをなぞった。ページのにおいをかいだ。ボクのルーチン。

島という題名の本の表紙に、鳥。島なのに、鳥の表紙。日本人なら漢字のダじゃれになりそうだ。
島をとびまわる鳥。この表紙絵はインターネットで知った。その表紙を手に取って見たくて、買った。表紙買いだ。
先に読んでいた翻訳によると、鳥の名は「マイナ」といい、かわいそうになぜか一本足。

表紙の絵では、鳥の右足は枝分かれしていて杖のようだ、義足をつけているようだ。「気づきなさい」とか「カルナ(慈悲)」とか「いま、ここで、だぞ」とか、人間の言葉を話すおしゃべりな九官鳥だ。おしゃべり、というよりも、何度も何度もネジを巻くようにモットーを繰り返し連呼して島じゅうをグルグル渦を巻いてとびまわる、選挙の候補者のような鳥だ。

この小説には、豪華な衣をきせられた田んぼの「カカシ」も出てくる。このカカシも当然一本足。カカシなんだから。

このカカシは、島の老ラジャのアイデアであるが、彼は島の子どもに「すべての神々は人間がつくったものだ」ということをわからせたかった、という。この小説は、何と哲学的なのだろう。人間は神がつくったのではなかったか?人間は神がつくり、その神はその人間がつくった?鶏と卵?なんという渦巻き鳥。

いったい著者は、一本足で何を語りたかったのか。

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