とりかえ・ばや (1) (フラワーコミックスアルファ) の感想

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参照データ

タイトルとりかえ・ばや (1) (フラワーコミックスアルファ)
発売日2013-03-08
製作者さいとう ちほ
販売元小学館
JANコード9784091350770
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

 平安朝の物語「とりかへばや物語」をコミカライズしたものです。一応、予習ということで田辺聖子の(お子ちゃま向き)現代語訳で予習しました。原作に比べ、色々なエピソードが盛り込まれているようです。
 同日に権大納言家の二人の妻に生まれた男女の子供沙羅双樹と呼ばれる男らしい姫君と、スイレンと呼ばれる女らしい若君。二人はそれぞれ性別を変えて元服と模擬を行い、沙羅双樹は出仕し、帝のおそば近くにつかえはじめます。
 子供時代に父の命令で鞍馬に詣でるのですが、そこで天狗に扮した盗賊に襲われたり、出仕後に日食が怒った時に東宮と一緒に立ち向かったりと色々なエピソードが盛り込まれています。どうも、天狗というのがヒロイン(と書いていても変な感じ)の内なる悩みに対するもののようです。従姉にあたる梅壺女御が沙羅の性別を見抜き色々と画策していきます。
 しかし、東宮はなぜ、髪を曲げに結っていないのでしょう。平安時代には公式には死刑が言い渡されなかったのに死罪という言葉が出てくるの?
 各話の表紙絵のオリジナルを見たいですね。カラーがきれいだと思うのですが。

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