ブルーピリオド(5) (アフタヌーンコミックス) の感想

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タイトルブルーピリオド(5) (アフタヌーンコミックス)
発売日2019-06-21
製作者山口つばさ
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

ここ5巻までで比較しても最高の巻でした。特に龍二(ユカちゃん)と矢口のやり取りは、この巻最大の魅力です。
ネタバレになるので多くは語れませんが、
・「作画」を通して他人と向き合うという行為が、自分と向き合っていることになっている
・対面して会話していないのに、お互いの精神はまっすぐに向き合ってる
という点が、読者の内側をえぐってくる感じでとても感銘を受けました。
そしてその前後にある、龍二が蕁麻疹を心配するシーン。これは正直「ぐっと」来ました。「やっぱ、仲が良いいのが一番だな」って思わされました。
あとは、最大の特徴と思いますが、絵の気合の入り方がすごいです。見開きの迫力は「さすが美大」と思わされます。この見開きから感じるのは「効果」というかは「作者の見せたい絵である」という「エゴ」なんじゃないかと感じますが、その勢いが素晴らしいと思います。絵だけ凄くても仕方ないのですが、作品の熱量と共に、作者の描きたい絵がビシっと出てくる。この勢いと熱量こそが、この漫画の最大の魅力だと思っています。
4巻まで楽しめた人には、間違いなくお勧めの5巻です。6巻も楽しみにしています。

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