コードギアス　亡国のアキト Blu-ray BOX (特装限定版) の感想

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私はこのアニメ作品の別仕様版のレビューも投稿した者なのですが、この商品に関してはその件のレビューとはまた別の切り口、それと別仕様版と本商品の利点について語りたいと思います。

まずこの作品の感想としては、膨大な設定とそれを十二分にストーリー、アクション、世界観、人間ドラマの全場面各所に活かしているところが凄いと思います。

設定例(やや本編のネタバレを含みますのでご了承、まだ本編を観てない方は任意でこの部分を飛ばしてください。)

＊アキト(男主人公)の死のギアス(いわゆる超能力)の呪い
戦場での精神面の極限状態から発揮されるアキトの特殊な戦闘強化能力。アキトが兄から与えられたいわゆる精神操作であり、TV版ギアスを観た方なら大体ご存知のギアスの呪いで、TV版の主人公の一人である枢木スザクの「生きろ」とはまるで真逆の呪いであるものの、その呪いに対する想いはただ救いたいという願いに他ならないというドラマに胸がグッときました。この世は狂気と絶望に満ちているから、せめて家族である自分が弟を死なせて楽にしてやりたい。とても悲しい願いだなと考えさせられました。

＊ブレインレイドシステム
アレクサンダ(主人公機)に搭載されている特殊装置。使用目的は量産型である複数のアレクサンダとそのパイロットたちの脳を電気信号を通じて連結させ、一種のネットワークを形成し、ある時は戦闘における連携を強化したり、ある時はギアスなどの規格外の効果も応用し、超常的な現象も引き起こしたりするなど、いわばなんでもあり機能。もう、それは遥か彼方にアレクサンダを飛ばしたり、時間を巻き戻したり、まさにご都合主義の極み。