問題のあるレストラン Blu-ray BOX の感想

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参照データ

タイトル問題のあるレストラン Blu-ray BOX
発売日2015-05-20
監督並木道子
出演真木よう子
販売元ポニーキャニオン
JANコード4988632149365
カテゴリDVD » ジャンル別 » TVドラマ » 日本のTVドラマ

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購入者の感想

ここまで明確に男女を区別した対立構造のドラマ作品は初めてだ。ドラマ視聴者の主流を成す若手女性層をターゲティングした作品は数多有れど、男性層を敵に回しかねないシナリオ設定にはリスクが付きまとう。しかも原作の無いオリジナル脚本で挑んだのだ。
先ずCX制作スタッフの意気込みを讃え、次にスポンサー企業の英断に感謝したい。
さてストーリーだが、第一話の強烈なシーン設定に賛否が割れる様だが、私は支持する。前述の如く男性社会を向こうに回す為には、敵相手を「パワハラ、セクハラを未だに野放しにする悪人達」に限定する必要があり、一般的な男性視聴者に明確に示す効果が有るからだ。これを曖昧にしない事が第一話の最大の役割だったし、やや誇張が入るものの、この厳しい現実を信じたくない視聴者に早めに気付かせたかったのだろう。
真木よう子、二階堂ふみ、高畑充希、松岡栞優、臼田あさ美、YOU、安田顕の7人が、まさに「七人の女侍」となって男社会で虐げられた世の女性達の盾となって斬り込んで行く爽快感が、何より新鮮で愉しい。
私は男だが、古い因習に胡座をかいて人間の尊厳を平気で傷付ける輩が心底嫌いなので、全く違和感は無かった。この手の話の定番、7人が揃う迄の過程と最後の決闘がしっかり組み立てられていて安心感があった。
7人のキャラクターは一癖も二癖もあって、その彼女達の明るく楽しく、そして苦しみに満ちた演技には自然に引き込まれていた。特に鍵を握る高畑充希の変化する心理描写が何より素晴らしく、体制に対して仮面を被ってでも従順を装うか、希望を掲げてリスク承知で抗うか、このドラマの象徴的な存在を高畑は見事に演じきっていた。
また、安田顕のゲイ役には正直たまげた。体を張った役柄にはいつも感心していたが、今回の柔かな演技力には脱帽だ。
一方の敵役は、東出昌大、杉本哲太、田山涼成の存在感が際立っていた。東出は無頓着な実力比較型、杉本は女性蔑視の確信犯的経営者、田山は浅はかな中年エロ親父と三者三様の旧人類を嫌らしく巧みに演じていた。
この対立構造がメインディッシュなので、ゲスト出演者は特に大物は居ないが、裁定役として新時代に相応しい男性の重し役を置いても良かったかも。例えば話の判る外食店業界のドンとか。

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