教育心理学キーワード (有斐閣双書KEYWORD SERIES) の感想

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タイトル教育心理学キーワード (有斐閣双書KEYWORD SERIES)
発売日販売日未定
販売元有斐閣
JANコード9784641058859
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

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購入者の感想

本学の中でもとくに教授と学習分野に的を絞った、108個のキーワードを見開き2頁に記載し、
学習の便宜となるものです。キーワード学習法は、かねてより薄々とは考えていたことですが、
或る学問分野を縦横に整理してみたとき、その交点というか結節点に浮かんでくる概念を、
精選したものがいわゆるキーワードということもあって、とても効果的なものです。

当方は教育学部などを経て、塾講師や家庭教師として約20年一般教育に携わってきましたが、
教育心理とは、教授者と学習者の二項から成り、いわば学習内容の理解をめぐる、
キャスティングボード論を中心として展開し、教育方法や教育内容に実質を提供するものです。
つまり、勉強時間にかかわらず、勉強した内容が理解されるとは、必ずしもその時間帯にのみ拘束されず、
前後に敷衍してゆくので、遡った理解や先行的な理解といったことは十分ありえ、
教授者としてはそのことをまずは念頭に置くべきかと察せられます。

因みに、ディルタイという人に理解社会学という方法があるようですが、
それはあらゆるディシプリンにおける理解ということのあり方について論じたもので、
ひとつの総合学を志向するものでしょうが、理解のひとつのすがたとして、
仮に相関基礎というものがあり、それは複数の学問分野の基礎部分を通奏するエッセンスへの、
共通理解ではないかと思われるのであり、そのうえに各分野の固有性が上乗せされるでしょう。
あたかも微分方程式の解のように、一般解と特解があるのであり、
一般教育科目としては前者を、専門教育科目としては後者を希求すればよく、
そのあたりは達成課題別とか目的別に多岐化してくるでしょう。

後学のためにも、ひとつ「理解」(understanding or comprehension)という現象をよく吟味し、
それを教育方法や教育内容とどう架橋すれば、教育効果があがるのか、という点について、
実質的な検討を期待したいと思います。もっかアクティブラーニングプログラムも本格始動し、

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