“臨床思考”が身につく 運動療法Q&A (理学療法NAVI) の感想
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参照データ
タイトル | “臨床思考”が身につく 運動療法Q&A (理学療法NAVI) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高橋 哲也 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260027953 |
カテゴリ | 医学・薬学・看護学・歯科学 » 医療関連科学・技術 » リハビリテーション » 理学療法学 |
購入者の感想
本来ならば、卒前教育にてこのような指導を行うべきである。
しかしながら、ほとんどの卒前教育では、生理学や運動学、評価学や各専門領域を個別で教えはするが、実際にその知識をどう結びつけるか、患者さんの前でどこに着眼点を置くかなどは教えない。
知識だけ詰め込み、実習にてその練習および指導を行うのがほとんどだ。
だから実際、学生さんに質問すると、専門的知識を問いても割と答えてくれる。しかし、実際に患者さんを任せると、知識の使い方が分からず、当たり前のこともできなくなってしまう。
それを習得するための実習だ、と言う人もいる。しかし、それは無理だ。
まず、ほとんどの病院、施設には余力がない。昔ほど儲かってる病院は少なく、人員も最小限だ。
そして、知識と技術の結びつけというのは、一朝一夕で身につくものではなく、知識を得る段階で、一つずつ固着化しなければ身につかない。
更には、教える側の知識・技術不足もある。教えるというのは、ただ行う以上の技術を求められ、自分の中でしっかりと知識が整理できていなければならない。
はっきり言って、そんなレベルに達していない人も現職には結構いる。
少し話しが逸れてしまったが、そんな問題ありの卒前教育を補ってくれるのが本書だ。
まずこの書の良い点は、実際に患者さんに会う所、患者さんが来た所から書き始めている。
学生さんも、会う所から評価は始まってる、なんて言葉は耳にしたことがあるだろう。
しかし、実際の着眼点はどこか、その評価をどう活かすか(例とするなら、介助者に押されている=体幹機能の顕著な低下など)を、全て項目として挙げ、整理できてる人は少ない。
この本ではそれが可能である。
教科書より丁寧に、順序立てて説明してある。
トップダウン評価とは、簡単に言ってしまえば予測からの評価である。
その予測とは疾患特有の問題点、性別やその年代に多い問題点の他に、実際にあった時の情報を元に構築する。
しかしながら、ほとんどの卒前教育では、生理学や運動学、評価学や各専門領域を個別で教えはするが、実際にその知識をどう結びつけるか、患者さんの前でどこに着眼点を置くかなどは教えない。
知識だけ詰め込み、実習にてその練習および指導を行うのがほとんどだ。
だから実際、学生さんに質問すると、専門的知識を問いても割と答えてくれる。しかし、実際に患者さんを任せると、知識の使い方が分からず、当たり前のこともできなくなってしまう。
それを習得するための実習だ、と言う人もいる。しかし、それは無理だ。
まず、ほとんどの病院、施設には余力がない。昔ほど儲かってる病院は少なく、人員も最小限だ。
そして、知識と技術の結びつけというのは、一朝一夕で身につくものではなく、知識を得る段階で、一つずつ固着化しなければ身につかない。
更には、教える側の知識・技術不足もある。教えるというのは、ただ行う以上の技術を求められ、自分の中でしっかりと知識が整理できていなければならない。
はっきり言って、そんなレベルに達していない人も現職には結構いる。
少し話しが逸れてしまったが、そんな問題ありの卒前教育を補ってくれるのが本書だ。
まずこの書の良い点は、実際に患者さんに会う所、患者さんが来た所から書き始めている。
学生さんも、会う所から評価は始まってる、なんて言葉は耳にしたことがあるだろう。
しかし、実際の着眼点はどこか、その評価をどう活かすか(例とするなら、介助者に押されている=体幹機能の顕著な低下など)を、全て項目として挙げ、整理できてる人は少ない。
この本ではそれが可能である。
教科書より丁寧に、順序立てて説明してある。
トップダウン評価とは、簡単に言ってしまえば予測からの評価である。
その予測とは疾患特有の問題点、性別やその年代に多い問題点の他に、実際にあった時の情報を元に構築する。