女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル (朝日新書) の感想

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参照データ

タイトル女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル (朝日新書)
発売日2015-10-13
製作者中村淳彦
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022736376
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

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購入者の感想

この本は「現代の大学生の経済状況」について述べた上で、その苦難を乗り越えるためのひとつの手段として風俗嬢になっている学生を取り上げた本です。すなわち、女子大生風俗嬢はメインであるものの、メインの議題は学生の経済状況についてです。ですので、風俗に興味のない方にも、社会学の本としてオススメできると思います。

要点
●学費は増額を続けている。2年毎に国立大学の学費は改定されるが、毎回増額。それに連れて私立も増額させている。
●大学進学率も増加している。40%を超えている。短大が廃れ、高卒求人が十分にないことが原因。
●世帯年収は毎年減っている。少し前と比べて2割減だとか。平均550くらいだが、中央値で考えるともう少し下になることは有名。
●奨学金のほとんどは「有利子負債」 すなわち、入学前の18歳の高校生に、数百万円の借金を確約させているわけである。これについて、中京大学の教授は「メチャクチャだよ」等と表現している。
上記の理由から、「仕送りがほとんどない」「学費は自分で稼ぐ」といった、10、20年前では信じられない学生が増えてきている。その中で、特に女子学生は風俗嬢を始める人も多いそうだ。

インタビューや調査結果など、真偽はおいといて、ガールズバー、風俗嬢、AV等で女子大生が居ることは大いに想像できる。実際、有名なAV女優にも女子大生は何人もいる。かなり偏ったインタビュー・研究とも思えなくもないが、少なくとも書かれている内容は事実だと思うし、現学生の自分として言えることは、奨学金に苦しんでいる知人は沢山いるということ。「奨学金」って便利な名前だ。
『風俗嬢になり、奨学金を返す日々』みたいなタイトルでも面白かったかも。そのくらい奨学金は、この本の大部分で触れられている。

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