就活センセーション/笑って/ハナモヨウ(初回生産限定盤C)(DVD付) の感想

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つばきファクトリーに結成で先行すること４ヶ月、姉妹グループの様なこぶしファクトリーのリーダー広瀬彩海さんがブログで、このつばきの３曲について「こんな曲を貰えるなんて‼私達も頑張ります！」と思いを新たに書いていたのがとても印象的です。

「就活センセーション」
これぞ、という様な、ハロープロジェクトならではの曲がこれ。つばきならではとも言えるのかも知れません。本当にエポックメイキングな歌を出すハローだし、また作者の中島卓偉さんです。ミラーボール星から来たファンク星人のダンス☆マンさんとのコンビの作。ユニゾンで歌われる部分の多いこの曲は、今まさにその時期の就活がテーマ。またとても日本的なジョブサーチの文化かも知れません。

こぶしファクトリーが割りと日本古来の文化をモチーフにする歌がある分、つばきファクトリーは今なのかも。待ったなしの若者の直面する現実を自身にこそパンチを効かせているのだろう歌がエールにも響きます。そして私には、最後の歌詞の歌い方に全てが掛かっていると感じます。「咲かせます！」という文字だけでは解らない、歌い方。言葉もニュアンスひとつ、それがよく分かるひと節です。就活の歌を若き女性たちに歌って貰うという閃きにもため息です。それがハローらしくもあります。

「笑って」
つばきのメンバーは、この歌を今年２月のメジャーデビュー以前の自分たちの様と表現しました。その感じは本人たちだけのもの。私たちは裏側でどれだけ厳しく叱られているかなんて分からないのだもの。けれどアイドル全般、女性全般は「笑ってなさい」と命じられているのも感じます。それが計らずも切ないです。